ブログ:マスク着用ルールが変更になったけど‥
私が勤務している病院も先週から
ついにマスクの着用ルールが
一部、変更されました。
本音を言うと、
コロナ前のように患者さんもスタッフも
笑顔が見られ、和みのある病院に
戻してもらいたいところですが、
全面的なマスクの着用が
一部軽減されただけでも
先ずはよしとすべきでしょう。
しかしルールが変ったからと言って
現実はそう簡単には変りません。
実際、待合室で待っている
外来患者さんは
マスクの着用は任意になったのですが、
ほとんどの人はマスクを着けたままです。
状況が変らないのは
着用ルールの変更内容が
とてもわかりにくいことが
要因のひとつではと思っています。
どのようにマスク着用ルールが
変ったのかというと
外来患者さんに限って言うならば、
「マスクの着用は任意」になったのです。
たったこれだけのことなのですが、
ホームページやポスターを見る限り、
外来患者さんは、
「待合室ではマスクは任意ですが、
診察室に入ったらマスクをして下さいと」
としか読めない文章になっているのです。
→院内でのマスク着用について
ホームページには
外来診察室は「マスク着用エリア」であり、
ここでは「マスクの着用を推奨・お願い」と
書かれています。
「着用を推奨」とは、
マスクの着用をお勧めしますが、
最終的には個人の判断に任せます、
という意味の言葉だと私は理解しています。
一方「お願い」とは
文字通りのお願いの意味ではなく、
暗に「マスクをして下さい」という、
半ば強制的な意味合いを含む言葉だと
思っています。
この二つの相反する意味合いの言葉が
並列で書かれているので混乱するのです。
結局、マスクの着用は任意なのか必要なのか
これではわかりません。
さらに混乱させるのが、
院内の各所に貼られているポスターです。
ここには
「マスクの着用を推奨」という文言が
省略されています。
また、
病院の出入り口に貼ってあるポスターには
「病院に来られる方はマスクをご持参下さい」
という文言まで付け加えられています。
さらに診察室の入り口には
「マスク着用推奨エリア」という
ポスターが貼られており、
「医療スタッフと患者・利用者の対面時は
マスクの着用をお願いいたします」と
書かれています。
ここでも「推奨」と「お願い」が
併存しています。
これらを見てどれくらいの人が
マスクの着用が任意だと思うでしょうか。
なおルール変更に先立ち、
院内の所属長宛てに配布された文章には
「着用推奨」とは、
「医療スタッフとの向いあう(対面)場面では、
患者や訪問者にマスク着用を依頼する」と
なっていました。
これが推奨の意味!?と驚いてしまいました。
どう考えてもこれは「着用推奨」ではなく、
「着用依頼」や「着用要請」だと
思うのですが‥
もっとも、この文章が配布された二日後には
「追加説明」として以下の文章が加わりました。
「患者や外来利用者は、マスク着用の推奨、
つまりお願いレベルであるため、
患者や外来利用者へマスクの着用を
強要することのないよう注意をお願いします」
さらに周知事項として、
「マスク着用エリアであっても、
患者や外来利用者のマスク着用を
強要しない」となっています。
要するに、外来診察室では
マスクの着用はお勧めしますが
決して強要ではなく、
あくまでも任意ですと、
私は理解しているのですが、
間違っているでしょうか?
いずれにせよ、
とてもわかりにくく
誤解を生じさせる文章です。
せっかくマスク着用ルールが
改善されたのですから
ホームページやポスターも
患者さんに誤解を生じさせないような
文章にしてもらいたいものです。
