ブログ:感染はした方がいい!?
今回は感染予防に必死になるよりも
実は感染してしまった方が
よいということについての話です。
もちろん、
免疫力が低下している高齢者や
重い病気を患っている人などの場合は別で
このような人たちは当然、
感染しない方がいいに決っています。
あくまでも一般的な健康人を
対象とした話ですので
くれぐれも誤解のないように。
私たちはウイルスに感染しても
自然とよくなりますが
それは体に備わっている免疫システムが
ウイルスを駆逐してくれるからです。
免疫力が極端に低下している人は、
その働きが十分でないため、
ちょっと風邪を引いただけでも
重症化してしまい、
亡くなることは大いにあり得るのです。
では、感染防御の中心である
免疫システムがどのようにして
ウイルスをやっつけてくれるのか、
その仕組みをごく簡単に説明します。
私たちの体に備わっている免疫システムは
「自然免疫システム」と
「獲得免疫システム」の
二段構えになっています。
体の中にウイルスが入ってきても
ウイルス単独では増えることはできません。
私たちの細胞に入り込み、
細胞を乗っ取ることで
どんどん増えていきます。
一方で、ウイルスに感染した細胞は
白血球に見つけられ攻撃され殺されます。
このように感染後すぐに
ウイルスと戦う免疫の仕組みが
「自然免疫システム」であり、
人が生まれながらに持っている仕組みです。
しかしウイルスも白血球の攻撃を逃れ、
さらに自らを増やそうとします。
すると今度は、
白血球の一種であるリンパ球が働きだし、
侵入してきたウイルスの特徴を見極め、
それ専用の攻撃力を持つ「抗体」を作り、
ウイルスを撃破します。
これが「獲得免疫システム」です。
なお、ウイルスがいなくなったあとも、
リンパ球や抗体は体の中に残るので
同じウイルスにまた感染した際には
速やかに対応し撃退できるため、
今度は早めに治ってしまうのです。
インフルエンザワクチンを打つのは、
この「抗体」を体の中に作らせるためですが
流行するインフルエンザの型によって
抗体も異なります。
ですから、せっかくワクチンを打っても
異なる型のウイルスが入ってきた場合は、
全く力を発揮することはできません。
なお、今は流行っているインフルエンザは
予想されたタイプと異なる型なので、
今のワクチンの効果はないと思われますが、
なぜか重症化は防げると言っています。
正直言って、
型の合わないワクチンでも
なぜ重症化が防げるのか、
その理由は私にはよくわかりません。
単なる言い逃れでないといいのですが‥
たま、ワクチンで免疫力を高めるよりも
自然感染により免疫力が高まる方が
ウイルスをやっつける効果は
高いと言われています。
自然感染の場合、
侵入してきたウイルスに
ドンピシャの抗体を作るわけですから
当然そうなります。
さらに、どんなに感染予防をしても
ウイルスに全く感染せずに
日常生活を送るというのは
ほぼ不可能だと思われます。
そう考えると健常人の場合は
早めに軽く感染しておいた方が
その後感染しても症状が軽くすむので
よいのではないかと思うのです。
以前は、
こんな当たり前の話を誰もがしていたのに、
今はそれが言えない雰囲気に
なってしまったのが残念でなりません。
