ブログ:医局会でマスクの話をしました!
先日の医局会で、
「マスク着用の適正化」についての
話をさせてもらいました。
マスクの着用が任意になったのが
R5年3月13日であり、
それから2年半も経っているのに、
病院内では未だにマスクの着用を
するように言われています。
一体いつになったら
コロナ前のように
マスクをせずに
院内を歩けるようになるのかと
もどかしさを感じながら
日々を過ごしていました。
静岡市立静岡病院のように、
マスクの着用が任意になった以降、
速やかに元の状態に戻した病院もありますが
大半の病院はそうではありません。
そんな現状にいたたまれなくなり、
今年の6月から感染対策室に行って、
スタッフと話をしたり、
委員会でマスク着用の適正化について
検討して欲しいと申し入れていました。
ところが、私個人の意見だけを
聞き入れるわけにはいかないと言われ、
医局会(月1回の医者の集まり)で話をし、
アンケートでも取ってみたらどうかという
提案をされたので、
9月の医局会でそうさせてもらいました。
突っ込んだ話をして
反発を買うのも嫌だったので、
ここはほっこりとした話を中心にしながらも
時々、チクッと刺さるような言葉を入れた
プレゼンにしました。
全体の内容は以下の通りです。
年末年始やゴールデンウィークの人の移動は
コロナ前に戻り、
訪日外国人客も過去最高になりましたが
それでも感染爆発は起きていません。
そんな状況を見て、
政府も2024年3月末を以て
すべての新型コロナ感染症に関する施策を
終了するとの方針を打ち出しました。
それに伴い全国の病院でもマスクの着用を
緩和する動きが急速に広がってきました。
実際、大阪大学病院や千葉大学病院では
すでに患者もスタッフもマスクの着用は任意となり、
京大病院も外来エリアでは任意となりました。
このような現状であるにもかかわらず、
この病院では未だにマスクの着用が
必要だと言っているのですが、
いかがなものでしょうか?と
疑問を投げかけました。
これ以上踏み込むと、
一部の医者に不快感を与えることになるので
現状への疑問はこれくらいにしておき、
なぜ私がそこまでマスクの適正化に
こだわるのかという話をしまいた。
それは、
「失われた笑顔を院内に取り戻したい!」
という強い思いがあるからです。
とにかく、
マスクをするようになってからは
患者さんもスタッフも、
笑顔を見ることがで
きなくなってしまったのです。
患者さんとのコミュニケーションにおいて
笑顔が見えないというのは
症状の改善や治療効果にも
悪影響を及ぼすため
大きな問題なのです。
ですから私は、
「笑顔を取り戻す」べく、
コロナ前のように
必要なとき以外はマスクをせずに
患者さんと関わりたいというのが
私の願いですと訴えました。
また、スタッフがマスクをしている写真と
マスクを外しているときの写真を呈示し、
患者さんが受ける印象が
ここまで違うんだということを
強調したスライドも入れました。
実際、マスクをしながら笑っても
笑顔による癒やし効果が全く伝わりません。
さて、私の訴えはどれくらい
他の医者に通じたのでしょうか。
後日、医者に対する
アンケート結果をもとに
考えてみたいと思います。

素敵なプレゼンですね!
さすがコミニュケーションのプロのプレゼン!
これから自分のプレゼンに取り入れていきたいです。
私も眼科受信の際にマスクをするように言われ、息苦しいので不便だと感じています。
先日皮膚の治療のため、マスクを着用して仕事をすることがありました。
相手に笑顔が伝わりにくく、コミニュケーションがとりづらいことを改めて感じました。
笑顔が戻って来る日を願っています。
続きの記事も楽しみにしています。
ありがとうございます。