ブログ:道南旅行④~小樽の呪い

本日は小樽に行く日です。

9時前には函館を出発、
ここから札幌までの約4時間、
列車の旅が楽しめると思うと
結構ワクワクしてきます。

私は地図を片手に、
車窓から外の風景を眺めながら
今はこの辺を走っているのかなと
思いを巡らしながら、
時々見かける鹿にも興奮したりと
4時間はあっという間でした。

途中、大沼公園では見えなかった駒ヶ岳が
今回は全貌がはっきりと見えて、
かなりテンションも上がり気味でした。

一方の嫁さんはというと‥
スマホを見ては寝る、
目を覚ましてはスマホを見るの繰り返しで
何とも退屈そうです。

寝る:スマホ:景色を楽しむ
=6:3.9:0.1くらいだったと思います。

せっかく窓側に座ってもらい、
外の景色を思う存分楽しんでもらおうと
思っていたのですが、
全くその思いは通じませんでした。

私は車窓に額をくっつけて
外を眺めていたいタイプなので
通路側の席から外を眺めているのが
しんどくなり、
結局、空いている窓側に席に移動し、
そこからは思う存分、
外の景色を楽しみました。

乗り継ぎのため
一旦札幌で下車し、
そこで昼食を取ることにしました。

昼食は吉野家と決めていたので
すぐさまお店に直行。

「何で北海道まで行って吉野屋なん!」と
言われそうですが、
好きなんだからいいではないですか。

特に私は、
吉野家のうな重が好きなのでこれを注文、
嫁さんは牛トロ丼を頼んでいました。

もちろんビールつきです。

30分ほどで食べ終わり、
再び列車に乗り
14時過ぎには小樽に到着しました。

すぐさまチェックインを終え、
本日の行動計画を練りました。

本当は小樽には
あまり行きたくありませんでした。

ガイドブックを見る限り、
私の好きな自然ではなく、
古い建物や雑貨屋さんといった
町を売りにしていたからです。

でもその中で、
青の洞窟クルーズと
天狗山ロープウェイという
私好みのところを見つけました。

そこで青の洞窟は本日、
天狗山には明日の朝登ることにしました。

青の洞窟に行くクルーズは
いくつかの会社があり、
なおかつ出発時間も微妙に違います。

15時半のに乗るか、
17時のに乗るか迷っていると、
嫁さんが、船酔いしないかな~
転覆して海に落ちたらどうしよう~
私泳げないんだよな~と、
すでに海に落ちたことを想定して
あれこれ心配しているのです。

屋根なしの簡素な船の写真を見て
船が苦手な嫁さんは
少しビビったのでしょう。

結局、17時の最終便で行くことにして、
その間は小樽の町並みを歩いていました。

途中、ポツポツと雨が降ってきました。

そのため雨宿りをかねて、
近くにあったルタオ(LeTAO)本店という
洋菓子屋さんに入りました。

このお店には全く興味がなかったので
椅子に座って雨が止むのを待っていましたが、
嫁さんは楽しそうに
あれこれ回っていました。

雨がやみ、日が差してきたところで
再びブラブラし始めました。

嫁さんのスマホで天気を見ると、
どうも1時間後に再び雨になるという
予想が出ていました。

しかも雨雲は小樽市の上空だけであり、
その周辺には雲はなく、
どうも小樽だけが
狙い打ちされているかのようでした。

確かに海の方は黒い雲で覆われており、
午前中のクルーズは
強風のため取りやめになっていました。

このまま船に乗るとなると
雨の中のクルーズとなりそうで、
なおかつ風も強かったので
船が予定どおり出るかどうかも不明です。

嫁さんは乗るのを躊躇していたようですし、
雨と風の中のクルーズでは、
今ひとつ気分も乗らないかなと思い、
今回は青の洞窟行きは断念しました。

仕方ないですね、自然には勝てませんので。

結局、その後は小樽市内を
グルグル回っていました。

西洋美術館やステンドグラス美術館、
旧三井銀行小樽市店など
歴史的名所がいろいろとあるのですが、
中に入るにはすべて有料だったので
やめました。

こういう人工物にはそもそも興味がないので
外から見るだけで十分です。

さて、1時間後には
雨になるとの予報でしたが
一向に雨が降りません。

調べてみると、
また1時間後に雨が降るという予報に
変わっているではないですか!

そのときはすでに4時を過ぎており、
先ほどと同様、海の方には黒い雲が
かかっているのですが、
こちらはどうも雨は降りそうにありません。

結局予報ははずれ、
最後まで雨は降りませんでした。

そうであればクルーズ船に
乗れたのにと思うのもしゃくなので、
自分らに言い聞かせました。

ここは確かに晴れているけども、
海の上は土砂降りの雨に違いない!
下手をすると強風とあいまって、
船が転覆して死者も出るかもしれない!
だからやっぱり行かなくてよかった!と
嫁さんと話をしながら
自分らを慰めていました。

どうも先日の大沼公園と同様、
小樽からも嫌われたみたいです、
いや、呪われているのかもしれません。

結局、小樽市内を適当に歩き、
お土産を買っただけで、
18時には近くの居酒屋さんに入りました。

ごく普通のチェーン店の居酒屋でしたが、
ハチノス刺し、やみつきもやし、室蘭焼き鳥
など、初めて食べるものも多く、
憂さ晴らしもかねて
ビールと日本酒をガンガン飲みました。

そのまま20時頃にはホテルの戻り、
呪われた小樽の1日が終わりました。
(続く)

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