ブログ:道南旅行②~修道院の意地悪!?

不安で眠れない夜を過ごし
(実際やぐっすり眠りました)、
函館旅行二日目を迎えました。

朝は4時半には起きましたが、
すでに外は明るくなっていまいた。

それもそのはず、
日の出の時刻は4時03分なので
すでに日が昇った後なのです。

いつものように朝風呂にはいるために
大浴場に行きました。

湯船に浸かっていると、
真正面に函館発着の時刻表が
貼ってあるではないですか。

脱衣場に時刻表がはってあるのは
わかる気がしますが
こちらは風呂場の中です。

実はこのホテル、
函館駅にまたがって建っており、
大浴場からすべての電車の発着が
見えるのです。

時刻表があったのは、
列車の発着を湯船に浸かりながら
見学できるようにとの配慮でした。

それはそうと、
電車の乗客からは見えてしまわないのか
少々心配ではありましたが…

朝風呂から出た後は街中を少しブラブラし、
6時前には嫁さんと一緒に
駅前にある朝市に赴き朝食を食べました。

昨年と同様、海鮮丼とビールで
盛り上がらない気分を盛り上げました。

もともと私は都会が嫌いで、
旅行をするときも
可能な限り自然豊かなところに
行くように心がけています。

ですから本日の午前中は
トラピスト修道院へ行く計画を
立てていました。

トラピスト修道院は、
以前テレビの番組で見たことがあり、
そこに至るまでの並木道の風景に心引かれ、
一度行ってみたいと思っていたので
今回行くことにしました。

朝、6時50分の
道南いさりび鉄道という一両編成の
電車に揺られ7時33分には
渡島当別(おしまとうべつ)駅に到着。

ここから歩いて20分ほどで
トラピスト修道院に到着します。

駅前には看板も出ており、
道も一本道なのでわかりやすかったです。

スギやポプラ並木が
800メートルにもわたり一直線に延び、
その遙かかなたの高台に、
トラピスト修道院が見えました。

まさに写真で見た絵そのままでした。

途中、中学校があり、
その反対側の道端に
何気なく立っていた看板をみると
「熊に注意」と書いてあるではないですか!

まあ、大丈夫だろうと思いながら、
修道院につながる坂道の手前まで来ました。

この坂道を登り切ると
修道院の入り口の門に到着です。

ところが、坂道の手前には
またまた看板が立っていました。

「熊出没の為、登らないでください」

おいおい、そんなに熊が出るところに
修道院があるんかい!
落ち着いて祈りなんか捧げられるんかい!と
つっこみを入れたくなりました。

ここにいる修道士のみなさんは、
建物から外に出られないのかなあと、
余計な心配をしながらも、
私たちは、富士山の9合目まで来たのに
下山しなければならないような気分でした。

一方、怖がりの嫁さんは、
熊に遭遇したらどうしようと
そちらばかり心配をしていたようです。

そんなとき、
ふと動く黒い影を見て、
びっくりし声をあげていました。

たんにカラスがいただけなのですが‥

仕方なく来た道を戻り、
途中、津軽海峡を眺めながら
駅まで戻りました。

次の電車が来るまで約1時間あったので
近くをぶらぶらしていました。

たまには、ボーッとしながら
目的もなくうろつくのもいいものですね。

駅のトイレはぽっちゃんトイレで
くみ取りでした。

また水道の蛇口のところには
「水が出るまで時間がかかります」と
書いてあり、実際水が出るまで
10秒近くかかりました。

あたかも水道をひねる度に、
井戸から水をくみ上げているようでした。

切符の自販機もなく、当然無人駅です。

そんなところで1時間を過ごし、
9時33分の電車に乗りました。

行きも思ったのですが、
スピードが出ないせいか、
この列車はとてもだるそうに走ります。

また昔の車両の名残なのか、
窓は手動で開閉可能です。

さらに乗車口のところには
なぜかゴミ箱が設置されていました。

都会の列車には見られない光景だけに
新鮮な驚きがありました。

10時過ぎには函館に到着、
朝からずっと気になっていた
本日の旅館に再度電話をしてみました。

すると、ちゃんと予約が取れていました!
予約が取れていたとわかっただけで
天にも登る気持ちになりました。

そのためか、次の目的地である
大沼公園へ行く電車の中では
すでにルンルン気分でした。
(続く)

函館を出発して30分ほどで
大沼公園駅に到着。

ここは観光地なのですが、
平日で人が少ないせいか、
切符売り場の窓口のおばさんが
切符切りもするという、
一人二役をこなしていました。

11時14分に到着、
本日泊まる場所も確認できた安心感からか、
急にお腹がすいてきました。

そこで早速駅前にある
レストランに直行。

普段は絶対に食べない
チャーハンとエビフライのセットを
頼んでしまいました。

もちろんビールも。
気分が良かったのでここでは
地ビールも含め合計2本を飲みました。

嫁さんはタンメンと
地ビールの飲み比べセットを
注文していました。

心も身体も満足、満足。
(続く)

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