ブログ:嫌な人を頭の中から消す
誰でもそうだと思いますが、
自分の周りには一人や二人くらい
嫌だと思う人はいるものです。
中には顔も見たくないが、
仕事上、会わざるをえないということも
少なからずあると思います。
そのときは嫌でも
それなりに対応せざるをえませんが、
家に帰ってもその人のことが
頭の中から離れず、
不快でたまらないという人もいます。
そんな、嫌な人を頭の中から
消すことはできるのでしょうか。
実は、その方法について書いてあるのが
菅原道仁著、
「あの人を、脳から消す方法」
(サンマーク出版)です。
嫌な人のことが
どうしても気になってしまう場合、
「気にするな!」「気にしない!」と
自分に言い聞かそうとする人がいます。
しかし残念ながらこれは逆効果です。
人の脳は気にしないと思えば思うほど
そのことに意識が向き、
気になるような仕組みに
なっているからです。
どういうことかと言うと、
嫌な人のことを気にしないためには、
頭の中でその人のことを常にチェックし、
そこから離れるという作業を
繰り返さなくてはいけなくなるので、
より頭から離れにくい状態を
作ることになるのです。
では頭の中から嫌な人を消すためには
どうしたらよいのでしょうか。
一般的な方法から紹介しましょう。
先ずは夢中になれることを
見つけることです。
夢中になったり興味があることは
当然そちらに意識が向くので、
自ずと嫌な人は頭から
いなくなるというわけです。
資格試験の準備でもいいし、
興味のある習い事をしてもいいし
その辺は人それぞれです。
最初は気を紛らわせるためでもいいのですが
そのうち取り組んでいることに
興味が深まってくれば、
自ずと嫌な人どころではなくなってきます。
また、隙間時間の過ごし方を
変えるというのもひとつの方法です。
隙間時間にボーッとしていると
つい嫌な人のことに
意識が向いてしまいがちになります。
ですから隙間時間ができたら
そのときにやるべきことを
あらかじめ決めておけばよいのです。
その日にやることを整理するでも、
明日の予定を確認するでも
何でもいいのです。
今はスマホを手にして
パラパラ?し始める人が多いと思いますが、
嫌な人を頭の中から消すためには
それも決して悪くはないかもしれません。
ただし、スマホを見ている間は
必ずしも集中して見ているわけではないので
その間もやはり、
嫌な人が頭に浮かんでくるのであれば、
それはあまり有効な方法では
ないことになります。
また、小さな変化を
記録するというのも大切です。
休憩時間を読書に使えたとか、
会議中、相手の表情を気にせずに
話ができたといった具合です。
できたことを記録することは
成功体験を実感するのに役立ち、
これにより自己効力感も高まります。
それが結果として嫌な人に
意識が向きにくい状況を
つくることになります。
さらに、嫌な人を頭から消すための
コツに気づくこともできるので、
小さな変化を記録するというのは有用です。
またよい睡眠をとることも大切です。
逆に、寝る直前まで嫌な人のことを
考えていたり、
睡眠時間が短かったりすると
これはよい睡眠にはなりません。
このような睡眠は、
感情的な反応を増幅させてしまい、
嫌な人の存在を大きくしてしまう
危険性があるからです。
よい睡眠がとれれば
頭の中にある嫌な人の存在は薄くなり
影響力を弱めることができます。
よい睡眠をとるためのポイントは
毎日同じ時間に寝て
同じ時間の起きる習慣をつけることが
大切になります。
ちなみに私は夜8時半に就寝、
朝は4時半に起きます。
大学でこのことを話したら、
学生に笑われてしまいました。
1歳の孫も8時半に寝るので、
赤ちゃんと同じなのかと思うと、
笑われるのも仕方ない気がします。
ただし私はこれが健康的だと思っているので
誰が何と言おうと、
この生活は続けるつもりです。
話を戻します。
就寝前にはリラックスすることが
よい睡眠をとるのには重要ですが、
そのためには仕事のメールのチェックや
SNSでの他者との交流も
控えめにした方がよいと言われています。
また、深部体温が下がっていくとともに
眠気は強くなってくるので、
寝る1時間くらい前に風呂に入るのが
よいと言われています。
ちなみに私は夜は風呂には入らず、
朝風呂が習慣になっています。
必ずしもベストと言われている方法に
こだわる必要はなく、
自分にとってやりやすい方法を
見つけたらそれでよいと思います。
また、夜中に目が覚め、
どうしても嫌な人のことが頭に浮かび
眠れなくなることがあります。
そのときには、
「Aさんのことは明日の朝9時に考える」と
自分にしっかりと言い聞かせることです。
単に後で考えようではなく、
「今は眠る時間、考えるのは明日朝9時」と
時間まで明確にすることで、
脳が「今考える」ことから
開放されやすくなるからです。
(続く)
いつもブログを読ませてもらってありがとうございます。
今日のブログは、まさに今の私に必要な内容でした。
早速実践します。
次回も続きますのでそれも参考にしてみてください。