ブログ:幸せになる結婚相手の見つけ方
以前、ビッグデータを分析し、
人の本音について書いた
「誰もが嘘をついている」という本を
紹介しまいた。
同じ著者が今回は
「人生の一大事はデータ科学にまかせろ!」
という本を出したので、
その一部を紹介させて頂きます。
まずは幸福な結婚のためには
どのような人と結婚すればいいかについて
データを基に分析した結果です。
延べ1万組以上のデータをもとに
相手との関係性の満足度について
調べています。
年齢や学歴、収入、外見、
趣味、価値観など様々なデータから
分かった結果はどうだったのでしょうか。
結論は、これらの因子と幸せな結婚とには
何の関係性も見いだせなかったという
ものでした。
この残念な結果から分かることは、
人間関係はそれほどまでに
複雑で予想外なものだということです。
ただし、
モテるタイプは簡単に分析できます。
最も重要な要素は男女ともに容姿でした。
外見なんて関係ないと言っておきながら
結局は外見がいい人がモテるのです。
また、高身長や収入の多さも
当然そうでない人よりもモテます。
職業もモテる程度に関係があり
弁護士や警察官、医療専門職はモテますが、
サービス業や作業員はあまりモテません。
もっとも教授や教師などの教員も
モテそうな気がするのですが、
実際はあまりモテないという結果であり、
これは私にとって意外でした。
このようなことから何が言えるかと言うと、
外見や収入、職業によっては
モテるか否かがわかりますが、
だからと言って
その人たちが幸せになれるかというと
それを裏付けるデータは
全く得られなかったということです。
結局、1万組のデータから分かったことは
容姿や職業は
よき伴侶になれるための条件としては
「どうでもよい因子」だったということです。
一方で、過小評価されている要因があります。
それは、低身長の男性や高身長の女性、
あまりモテない職業
(教員、サービス業、建設など)の男子、
外見的にモテないと思われる男女です。
実は、これらの中には
当然キラキラ輝くものを持っている人もおり
こちらに目を向けることの方が
素晴らしい伴侶に出くわすチャンスが
増えるのです。
つまり、第一印象が悪くても
辛抱強く付合っているうちに
相手のよさが分かり、
親密になる可能性が
十分にあるということです。
長い目で見ると、
最も大切なのは性格であり
誠実さや向上心を持っている人が
幸せになる傾向にあるようです。
ですから、まずは外見や仕事といった
みんなに注目される因子以外に
目を向けることが、
素敵なパートナーと出会うチャンスを
大いに高めることになるのです。
結婚相手に関してはそうなのですが、
仕事やビジネスとなると、
やはり外見がものを言うようです。
それを裏付けるように
容貌科学の分野では
二つの重要な発見がされています。
一つ目は、容姿は世渡りに深く関係しており
人が思っているよりも
はるかに深く人生の成功に
関わっているという発見です。
例えば、大きな選挙に勝つのは
得てして見栄えのする人物です。
小泉進次郎は
中身がない政治家の一人ですが
イケメンであるせいか、
国民からは人気があるようです。
また、顔立ちから人が感じ取るのは
適格性だけではありません。
どれほど信頼に足るか、優秀か、
外交的か、精力的かなど
様々な印象を私たちは外見から受けます。
人は、これ程までに
見た目に影響を受けてしまうのです。
では、私のように外見がイマイチの人は
どうにもならないのかというと
そうでもないようです。
それが容貌科学の第二の発見であり、
見栄えはかなり改善できるということです。
今はアプリを使って
写真を加工することができます。
またメガネをかけると
有能そうに見えることも分かっています。
同じ容姿でもメガネをかけると
10段階評価で0.8ポイント上がります。
このようにして
見栄えをよくすることで
印象を大きく変えることができるのです。
なお、人は自分が他人に与える印象を
客観的かつ正確に把握できないことも
わかっています。
様々な先入観や思い込みが入るため、
正確な自己認識ができないからです。
もっとも私は
見栄えをよくすることには
全く興味がありません。
髪を染めたこともなければ
パーマをかけたこともないし、
髪の手入れをすることもありません。
手入れをするといえば
髭を剃ることくらいです。
服装となるとさらにひどく、
シャツやズボンを買うことは
ほとんどありません。
先日、たまたま15年前に
自分の講演の動画を見たのですが、
そのときに着ているシャツを見て
思わず笑ってしまいました。
その動画を見ている自分が
今まさに着ているシャツだったのです!
このように、
見栄えをよくすることには
全く関心がありませんが、
その方が余計な気遣いをしないですむので
私としては楽です。
結局、何が言いたいかと言うと、
ビジネスにおいては
男女ともに外見のよさは
それなりのよい影響を与えますが、
幸せな結婚生活に関しては
性格や相性の方が
重要な要素だということです。
石破総理も着任後の挨拶では突然メガネをかけて登場しました。メガネでも掛ければ目つきの悪さが軽減できるのに、と家族で話していたので、やはり誰かのアドバイスがあったのかと思いました。
南さんへ 雰囲気を柔らかくするためのメガネをかけるようにアドバイスを受けたと何かの報道で見ました。