ブログ:帯津先生と似ている!?
今回も前回の続きで
帯津先生の著書、
「ときめいて大往生」(幻冬舎)を読んで
考えたことや感じたことを
自由に書かせて頂きます。
がん患者さんで
食事にこだわる人はたくさんいます。
特に玄米菜食やゲルソン療法などは
がん患者さんに人気がありますが、
帯津先生は万人向けの食事療法は
ないという考えです。
私もそう思います。
正しい食事があるわけではなく、
その人に合った食事があるだけです。
そうは言っても、
カップラーメやマクドナルドの
ハンバーガーといった
超加工食品ばかりを食べているのは
どうかと思います。
そこまで極端ではなくても
和食中心の食事を食べているのであれば
それで十分ではないのではというのが
私の考えです。
私はキャベツやブロッコリーといった
野菜系は結構好きなのですが、
帯津先生はサラダ系の野菜が大嫌いです。
それでも89歳まで現役で
バリバリ働いているので
先生には今の食生活が
あっているのだと思います。
もっとも先生は
「好きなものを少量だけ食べる」という
柏原益軒の考えには共鳴しており、
これを実践しているようです。
ですから嫌いな野菜はたべなくてもいい、
という解釈が成り立つのです。
私も「好きなものを少量だけ」という
考えには賛成ですが、
おいしいものはつい食べ過ぎてしまします。
ただ最近は
以前ほど食べられなくなってきたので
少しずつこの思いには
近づいてきているかなと思っています。
またシニアになったら
自分よりも年上の人と話をする機会を
持つのがいいとも先生は言っています。
年を取ってきたら
たまには若い人たちと関わり、
エネルギーをもらうのもいいと言いますが、
実際にはなかなか思うようには
いかない気がします。
私がまだ30代の頃、
学会の懇親会などに参加すると、
当然70代、80代の先生方もいます。
しかしその頃は、
同世代の人と話をすることの方が多く、
年配の先生方とは面倒くさいし、
あまりかかりたくないというのが
正直な気持ちでした。
逆の立場になった今は、
20代、30代の人からは
そういうふうに思われているんだろうなと
思ってしまうのです。
もちろん話が合わなくなってきた、
というのもあります。
若い人から声をかけられるのであれば
嬉しいですが、
こちらから若い人に声をかけるというのは
少々しづらい気がします。
そう考えると、
この年になったら若い人よりも
年配の人と話をするほうがいい気がします。
相手も嬉しいだろうし、
私も学べることがあると思うからです。
これは今までにはない発想だったので、
今後は機会があればしてみたいと思います。
この本を読みながら、
以前からも思っていたのですが、
帯津先生と私は結構
生活スタイルや考え方が似ているんです。
例えば早寝早起きなところ。
先生は毎朝3時30分に起床し、
5時過ぎには病院に入り、
8時30分から始まる診察までに
原稿を書いたりといった仕事をします。
私も4時半に起き、6時には病院に入り、
仕事が始まる8時30分まで
ブログを書いたりといった
自分の仕事をずっとやっています。
私は朝食を食べませんが、
先生はココアと昆布茶という
水分系だけです。
病院で白衣を着ないところも同じです。
さらに言うならば、
英語が苦手だということや
人前で話すのが苦手というのも
そっくりです。
お金に執着がないことも同じです。
普通に生活ができて
大好きな酒が飲めるだけの金があれば
それで十分と先生は言っていますが
私も同感です。
私は家族で長崎に行くといったような、
時々は大きな出費がありますが、
それ以外の日常生活は極めてシンプルです。
出費の多くは本代であり、
あとは時々?外で飲むさいの飲み代、
喫茶店でのコーヒー代、
数ヶ月に1回くらい行くコンサート代
くらいです。
衣服類はこの数年、
買ったことがありませんし、
物品購入にしても、
昨年ボロボロになったカバンを
ネットで買い換えたくらいです。
先日、たまたま見つけた
15年前の自分の動画を見てびっくり、
今も着ているシャツを
着ているではないですか!
15年以上にわたり
同じシャツを着ていても
何とも思わないんだなと
改めて自分の服に対する興味のなさを
再認識させられました。
要するにモノにはほとんど
興味がないということです。
それはいいとして、
もちろん帯津先生と違うところもあります。
知識量と頭のよさ、執筆量に関しては
足下にも及びません。
先生は毎月1冊程度の割合で
本を出版するくらいのペースで
書いています。
驚くことに、パソコンは使わず
今もなお手書きなのです。
文字を手で書くということは
字を忘れないだけではなく、
脳の刺激になり老化や認知症の
予防にもなります。
原稿を書くのも早いのです。
サラサラと書いて
ほとんど修正がありません。
パソコンで書いて、
何度も修正する私と比べると
文章力においては雲泥の差があることを
痛感せずにはおれません。
さらに語彙力も豊富で、
私が知らない言葉や漢字も時々出てきます。
もっとも文章力において
帯津先生と比較しようと思うこと自体
おこがましいことではありますが。
あと気功です。
先生はもう50年近くされていますが
私は全くしていません。
昔から興味はあったので、
何度もトライしようとは思ったのですが、
身体を動かすことが苦手な私は
どうしても実行するまでには
至りませんでした。
そんな私も
やはり運動は必要だと思うようになり、
6年前からジムに通い始めました。
先生は毎朝、気功をされていますが、
私は毎朝、ジムに行っています。
中身の濃さは違うと思いますが、
少しは先生に近づいたということで
少々嬉しく思っています。
というわけで、
「ときめいて大往生」を読みながら
私は帯津先生と似ていると
勝手に妄想しながら喜んでいました。