ブログ:黒丸家の大移動③(最終回)
極寒のバイオパークから
無事、家に戻りホッとしました。
実は、今回の大移動には
大きな目標がありました。
それは5歳の孫に
将棋を教えてあげることです。
藤井聡太も5歳から将棋を習い、
17歳で初タイトルを獲っています。
第2の藤井聡太になることを期待し、
その第一歩を踏み出させてあげることが
おじいちゃんの使命だと思ったのです。
そのため事前に初心者向けの
「スタディ将棋」を購入、持参しまいた。
一日目はダウンして
それどころではありませんでしたが、
二日目は朝から元気だったので、
このときを逃してはいけないと思い、
バイオパークから戻ってきて早々に
将棋を出して教えてあげました。
でも、全く興味を示さず、
駒の進め方を教えてあげても、
無視して勝手に駒を動かします。
それを見て、
第二の藤井聡太の夢が少し遠のきました。
その光景を見ていた長男が
俺がやると言いだし、いざ勝負!
見事に私が勝利!
その後、長男の妻(将棋は初めて)も参戦、
長男夫婦との対決になりましたが、
うっかりミスで今度は負けてしまいました。
もっとも私が将棋をしたのは
60年ぶりくらいですから、
ヘボ将棋もいいところです。
でも、久しぶりに
楽しい時間が過ごせました。
夕食の時間になりましたが、
先日の私の醜態に懲りたのか、
飲む前に風呂に入れと強要されました。
ブレーカーが落ちて
真っ暗になるハプニングもありましたが、
そんなことはものともせず、
難なく入ることができました、エッヘン。
今日も山盛りの刺身と
「皿うどん」が大皿に三つ、
他にも寿司など、盛りだくさんの夕食でした。
日本酒を飲むと
記憶がなくなったという先日の反省から、
ビールは5,6缶に抑え、
その後は焼酎のお湯割りを飲んでいました。
これなら何杯飲んでも大丈夫です。
みんなでワイワイしていると、
じいちゃん、ばあちゃんの若い頃の話になり
昔の美男美女の写真を見ながら、
盛り上がっていました。
じいちゃんは90歳を超えていますが、
83歳くらいまでは
チェーンソーを持って
木を切っていたと言います。
さすがに体力的には衰えてきましたが、
今でも畑で野菜作りに精を出しています。
その後、なぜかトランプが出現、
少しだけマジックを
見せたような気がしますが
定かではありません。
多分、それはあっさり無視され、
すぐさま大人数でのババ抜きになりました。
いや~ババ抜きなんて、
子どもたちが小さかった頃以来です。
結局、5歳の孫が負けました。
黒丸家はこういうことにはどうも
手加減はないようです。
あっという間に11時になり、
私も久しぶりに記憶を保ったまま
床につくことができました。
翌日は4時半に目を覚ましました。
いよいよ長崎での最終日です。
先日と同様、すぐさま車で
一人外出をしました。
先日、24時間やっている
マクドナルドを見つけたので、
本日は何ら迷うことなくそこに直行。
店に着くと、
24時間営業のはずなのに
なぜかシャッターが閉まっているのです。
恐る恐る近づいてみると、
張り紙が貼ってありました。
「メンテナンスのため
本日は臨時休業をさせていただきます」
ガギャ~ン!!
何てこった!せっかく今日は
ゆっくりと仕事ができると思ったのに。
も~も~も~
仕方なくカーナビで他のマクドを探し、
3店舗行きましたが
どこも早朝はやっていませんでした。
あきらめて、
今日はどこかのスペースに車を止め、
車中で仕事をすることにしました。
そう思いながら車を走らせていると、
「2.6km先に24時間営業のマクドあり」という
看板を見つけました。
それに従いすぐさま右折し、
しばらく走るとありました!
ついにマクドに到着、ヤッター
6時半でしたので十分です。
カーナビなんかに頼るより
自分の目で見つける方が役立つんですね。
そこで自分の仕事をこなし、
9時には実家に戻りました。
あれこれ支度をして10時半には
家を出発し帰宅の途へ。
帰りは車で新鳥栖まで行き、
そこからは新大阪まで
新幹線で一本ですから気楽です。
12時半には新鳥栖に到着、
駅近くにあるジョイフルという
ファミレスで昼食。
例のごとく私は
大ジョッキと中ジョッキを1杯ずつ、
あとは熱燗1合という
質素な昼飲みタイムとなりました。
おかずは餃子とニラ豚(大分名物?)、
ほうれん草のベーコン炒めでした。
1時間ほどでしたが満足、満足。
もちろん他の皆さんは
食事もデザートもどっさり注文し、
すべて食べ尽くされていまいた。
確かを9時頃に
朝食をたっぷり食べたはずなのに…
無事昼食は終了、
14時30分の新幹線に乗り、
17時30分には新大阪に到着。
本当は新大阪駅構内にある
フードコートでみんなで
最後の食事をする予定でしたが
三連休の最終日の夕方とあって
待っている人も多く、
とても入れるような状況では
ありませんでした。
結局、断念、
ここで大阪組と彦根組は別れ、
私たち彦根組5人+1歳の孫は、
最寄り駅近くにある魚民で
最後の晩餐を楽しみました。
ここはキッズルームがあり、
1歳の孫はアンパンマンの
滑り台にのって大はしゃぎ。
その光景をつまみに
おいしく飲んでいました。
それにしてもみんな本当によく食べます。
いくら支払ったかなんて
とても言えないくらい食べました。
こうして1年越しだった長崎への大移動は
無事、終了。
お疲れ様でした、10人の黒丸さん。
(完)