ブログ:悩み相談に答える

先日、ラジオ放送の収録のために
富山に行ってきました。

リスナーの方から来る質問に対して
私が答えるコーナーがあるのですが、
そのための収録です。

10個ほどの質問が来ていましたが、
その多くは人間関係における問題で、
そこには「こだわり」を手放せないために
悩まなくてもよいのに悩んでいるという
パターンが多く見られました。

当然、人間関係の問題の場合、
相手の言動や行動に対して
怒りや不満が生じ、
どう対応したらよいのかという
悩みが多く見られました。

個々の質問に対して
どのように答えかは、
今後、放送される富山シティーエフエムを
聞いていただければと思います。
https://kuromarutakaharu.com/new-information/

ここでは、
このような人間関係の問題について
総論的な視点から話をしたいと思います。

世の中にはいろいろな人がいます。
仕事でもプライベートでもそうですが、
すべての人と
よい関係にあるというのは稀です。

10人いれば、
1人くらいは「とても嫌な人」が、
もしくは3人くらいは「まあまあ嫌な人」が
いるものです。

ここで大切になるのは、
その人との関係がどれくらい重要なのかを
はっきりとさせておくということです。

相手と関係性が悪くなり、
かりに関係性が切れてしまったとしても、
それにより特に大きな困りごとがなければ、
人間関係の問題では関係性を切るというのが
最もすっきりする方法なのです。

そう簡単にすっぱり切ることは
難しいかもしれませんが、
少なくともこちらからは
かかわらないようにするとか
相手の言うことを聞き流すように
することは可能です。

あれこれ文句や嫌みを
言われるかもしれませんが、
時間とともに関係性が薄れ、
直に関係が切れることになります。

嫌な人と今後も付き合っていくことの
ストレスを考えたら、
関係性を切る方向に舵を切る方が
結果的にはよいのです。

逆に、関係性を切ると決めたのに、
相手のことが気になり、
今何をしているのかとか、
自分のことをどう思っているのかと
あれこれ考えるのはよくありません。

なぜならば、その段階で自分は相手に
巻き込まれてしまっているからです。

噂で聞こえてくる相手の様子などが
気になって仕方ないというのは、
まさに「巻き込まれている」状態です。

いくら自分がジタバタしても、
相手が変わることはありませんし、
相手のことを気にしている限り
自分の心も穏やかにはなりません。

ここは自分が割り切って、
相手のことには一切関与しない、
噂が聞こえてきてもスルーすると
決めておく必要があります。

それでも悶々とするようであれば、
自分の思いを紙に書き出し、
それを客観的に見つめ直すという作業が
役に立ちます。

そうすることで最終的に自分が割り切って
一切関与しないと思えたら、
それですむことなのです。

割り切るというのは
簡単そうで実は難しいのですが、
できるだけ相手にかかわらないようにし、
自分のやるべきことに
専念するようになれば
自ずと相手のことは
どうでもよくなるものです。

では、相手との関係性が切れない場合は
どうしたらよいのでしょうか。

職場でも必ず嫌な人はいますし、
そのような人と一緒に仕事を
せざるを得ないことも当然あります。

この場合は、必要最小限のかかわりだけで
それ以上のかかわりは持たないことです。

もちろん、トラブルなどで
お互いの関係性が極めて悪くなり、
仕事に差し障りが出てくるような場合は
対応が必要になります。

この場合、
お互い自分が正しいと思っており、
悪いのは相手だと思っているため、
当事者同士がいくら冷静に
話し合おうと思っても、
結局は言い合いになって
物別れに終わることになります。

このような場合は、
第三者に入ってももらい、
話し合いの場を持つことが重要です。

第三者がいるだけで、
少し冷静に話ができますし、
第三者の口から言われたことは、
まだ聞く耳が持てるからです。

また、相手との関係を修復する方が
今の場合は重要だと考えられる場合、
自分から謝るという方法もあります。

しかし、これはなかなかハードルが高く
普通の人ができることではありません。

自分が正しく相手が間違っていると
思い込んでいるわけですから、
どうして自分が謝らなくてはいけないんだと
思ってしまうのは当然のことです。

ただ、関係性が悪いままだと
仕事がうまく回らず、
みんなに迷惑をかけてしまうような場合、
全体のことを考えて、
ここは自分が腹をくくるのが
一番の解決策だと判断ができる人が
ときにいます。

こういう人は、
相手の立場に立って
ものごとを考えることができる人です。

相手にしてみれば
自分の取った行動は間違っていると
思われても仕方ないと考え、
その点に対しては謝ろうと思えれば
謝ることは可能です。

かなりの人格者でなければ
なかなかできないことですが、
このような人は将来大きな仕事を
するのだろうなと思います。

以上、リスナーの質問に答えながら
今回考えたことを書いてみました。

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