ブログ:高嶋ちさ子のコンサート
先日、高嶋ちさ子のコンサートに
行ってきました。
私はあまりバラエティを見ないのですが、
金曜日の夕食時にはいつも
「ザワつく!金曜日」がかかっているので
仕方なく?見ています。
この番組で彼女のことを知りましたが、
とにかくつっこみや毒舌トークが
なかなか冴えていて
面白いと思っていました。
さらに、何かの番組で
ダウン症の姉(みっちゃん)とのやりとりや
家族の話などを聞いて
より興味を持ちました。
私はクラシックも好きなので
一度、12人のバイオリニストとやる
コンサートに行きたいと思い、
調べてみました。
私の日程が空いており、
かつ関西でやるときがあればと思い、
見てみると7月21日に
大阪でやるコンサートがあったので
早速申し込んでみました。
彼女のコンサートはとても人気があり、
チケットは抽選でしたが運良く当選。
ただチケットを取ってから気づいたのですが
12人のバイオリニストではなく
「高嶋ちさ子&加羽沢美濃 ~
ゆかいな音楽会~ with アンサンブル」
でした。
数人で行なうコンサートかなと思いきや、
実際にはバイオリンやビオラ、チェロを
弾く男性奏者7人いました。
彼女のコンセプトは
クラシック音楽にあまり馴染みのない人にも
慣れ親しんでもらいという思いから
曲はどれも5分以内。
曲目も「四季」や「くるみ割り人形」、
「ラ・パネンカ」など、
誰もが聴いたことがある曲ばかりでした。
途中、軽妙なトークがちりばめられ、
他の奏者の一発芸もありました。
また作曲家でピアニストの
加羽沢美濃 さん(かばちゃん)は
お客さんからジャンルを問わず
5つの曲目をもらい、
それをピアノのメドレーで
演奏するという離れ業も披露。
名探偵コナンのテーマ曲が
リクエストされたときは、
「いい曲ですよね」と言っていましたが、
高嶋ちさ子がすかさず
「いい曲ですよねと言ったときは
知らないという意味ですから」と
笑いを誘いながら、
上手にスルーする手助けをしていました。
他の人たちも一流の演奏家なのでしょうが、
パンフレットもないのでよくわかりません。
ただトークの中で、
「この人はヤンキーみたいだけど、
宇都宮のバッハって言われていた」とか
「ぶさいくな連中だけど」と言っていたので
それが紹介と言えば紹介でしょうか。
後半は、ゲストの城田優も登場、
打ち合わせになかったものまねを
無茶ぶりをされて少々困惑ぎみ。
まあ、12人のバイオリニストでは
ありませんでしたが、
それでも十分に楽しめるコンサートでした。
私はコンサートに行くときは、
必ず昼飲みをするのですが、
通常だとほろ酔い気分になるせいか、
一度や二度はコックリしてしまいます。
でも今回は、
瓶ビール(大)3本飲んだにもかかわらず、
全く眠くなりませんでした。
これも曲が短く
トークも面白かったせいでしょうか。
なおグッズの販売もあったので
彼女の本を購入。
舞台でも宣伝していたのですが
てっきり「ダーウィンの進化論」とばかり
思っていましたが、
本を手にしてみると
「ダーリンの進化論」(小学館)でした。
要は、自分の生い立ちや家族の話しと絡め
彼女の旦那がいかに進化していったかという、
トークと同様、笑える話が満載の本です。
例えば子供が生まれて間もない頃に、
夫に銀座の時計店に連れて行かれ
時計をプレゼントされました。
それまで夫に
悪態ばかりついていたことを反省し、
「時計ありがとね。
しばらくは優しくするね」と。
ところが、授乳中の胸がパンパンに張り、
お腹はすいて耐えがたくなり、
お店から出て車に乗った瞬間、
「お腹が減りすぎておっぱいも出ない!
コンビニでおにぎり買ってきて!」と
ぶち切れてしまいました。
その際に夫に言われた言葉が
「君の『しばらく優しくする』って
3分くらいなんだね」と。
また二人目の子供を妊娠したときも
切迫流産と診断され、
1週間の入院と絶対安静を
言い渡されました。
入院は絶対に嫌と言い張って
自宅で安静にすることになったのですが、
じっとしていられない彼女は、
再三夫から動かないでと言われていました。
病院に行ったとき、
夫は「彼女に安静とはどういうことかを
ちゃんと教えてあげて下さい」と
先生に懇願。
「安静とはずっと寝ていることです」という
先生の返答に、
夫は「彼女にとっての安静は、
東京23区から出ないということなんですよ」
と言って嘆いていたそうです。
他にも両親や姉、子供の面白いエピソードが
盛りだくさんで、
笑って元気をもらいたい方は是非一読を。
この日は昼飲みを楽しみ、
コンサートで笑い、
帰りの串カツ屋さんの一杯で癒やされ、
彼女の本を読んで元気をもらいました。
とてもよい一日でした。
そうそう、言い忘れていましたが
嫁さんも一緒でした。