ブログ:北海道の旅④~とんだ災難編
(前回からの続き)
13時過ぎには美瑛に到着、
お腹もすいたので
先ずは昼食を取ることにしました。
北海道に来たのだから
一度くらいはラーメンを食べようと思い、
駅前の「らーめん八海」に入りました。
味噌、醤油、塩、とんこつと
すべての種類がそろっており、
どれを食べようか迷ったあげく、
私は味噌ラーメンを、
嫁さんは八海ラーメン(とんこつ)を
注文しました。
ラーメンが来てすぐに、
味噌ラーメンを食べたことが
ないと言っていた嫁さんに
先ずは味見をさせてあげました。
ふん、ふんと言いながら、
こんな味かといった表情で
スープを飲んでいましたが、
取り立ててコメントもありませんでした。
当然、とんこつラーメンの方も
少し味見してみると言われると思いきや、
そのまま食べ始めるではないですか。
最後の残り汁を
少しくらい飲ましてやろうという
ことだなと思っていたのですが、
結局きれいに飲み干されてしまいました。
いいんです、期待した私が悪いのですから。
期待は往々にして裏切られるという教訓を
再確認した次第でした。
美瑛にはパノラマロードや
パッチワークの路があり、
それぞれにいくつかのスポットがあります。
先ずは美瑛駅に一番近い
「ケンとメリーの木」を
見に行くことにしました。
ところがここで大事件が起こりました!
信号で停止し、
青になったので発信しようと思ったところ
いきなり警告音が鳴り出し、
「パーキングに入れてください!」と
デカデカと画面に出るではないですか!
パーキングに入れたら動かないし、
ドライブに入れたら警告音が
けたたましく鳴るし、
後ろの車からは
クラクションを鳴らされるし
どうしていいか久しぶりに焦りました。
昨年はタイヤのボルトが外れかけ、
危うく大事故になるところでしたが、
今回も「またか!」と
一瞬悪夢がよぎりました。
嫁さんも最初は、
「何やっているの!」と言いながら、
自分でも動かすも結局同じことで
「あれ?あれ?」を繰り返すだけでした。
よくわからないまま
警告音や表示を無視して
アクセルを踏んだら動いたので、
すぐさま脇道に入り、
そこでいったんエンジンを切りました。
何度やり直しても同じことで、
これはまた故障したと思い、
レンタカーの営業所に連絡、
事情を話しました。
すると、ドアが開いているときに
その警告音が出るので
一度確認してくださいとのことでした。
ドアを閉め直すと、
なんと警告音が鳴らなくなりました!
よかった~!
単に半ドアになっていただけのことでした。
どうもお騒がせしました。
それにしてもどうして
それまでは問題なく走れていたのに、
信号で止まり、発信しようとしたら
いきなり警告音が
鳴り始めたのかは不明です。
とにかく、無事動いてくれたことに安堵し
美瑛の旅を続けることにしました。
次のスポットである
「セブンスターの木」に着くと、
単に一本の木が立っているだけでした。
昭和51年に「セブンスター」の観光たばこの
パッケージに採用されたことから、
この名がついたようです。
ガイドブックに紹介されているせいか、
何の変哲もないこの木を
嫁さんは夢中になって
パチパチと写真を撮っていました。
私はその木よりも、
すぐ先にある白樺並木の方が
いいなと思いました。
私は「こっちもいいから、
写真を撮ったら」と言うも無視。
セブンスターの木は
ガイドブックに載っていましたが、
白樺並木は載っていないので、
無視されたのでしょう。
よいのです、
写真を撮る撮らないは
本人の自由ですから‥
その後、他のガイドブックには
白樺並木のことが書いてあったので
そのことを伝えると、
「さっきも同じこと言った!」と
逆ギレされてしまいました。
こんなもんです人生は。
教えてあげることがかえって
相手を切れさせることを
改めて学ばさせて頂きました。
一通りの観光スポットを回った後、
本日の宿泊地である白金温泉に行き、
16時にはチェックイン。
夕食の18時までには時間があったので、
歩いてすぐの「白ひげの滝」に行きました。
まだ時間があったのでそのまま
「十勝岳火山砂防情報センター」まで
足を伸ばしました。
少し高台にあり、
屋根付きの階段の入り口には
「全部で286段あります」と
書いてありました。
上まで登るのは結構大変で、
嫁さんも「疲れた」「しんどい」
「もうダメ」を連発していましたが
ハーハー言いながらも
なんとか登り切りました。
たどり着くのにこんなにハードだと
訪れる人はほとんどいないのではと
心配になってしまいました。
センターでは、
目の前にそびえる十勝岳の噴火に備え、
日々の監視を行なうとともに、
避難所としての機能を兼ね備えたところです。
中では様々な展示もされており、
足の悪い年配の女性が
一生懸命に説明してくれていたので、
私たちもずっと話しを聞いていました。
ホテルに戻り18時からは
本日一番の楽しみであった
夕食タイムです。
ただ唯一の気がかりは
バイキング形式の夕食であることです。
私はバイキングが嫌いなのですが、
このホテルはバイキングのみだったので
仕方ありません。
バイキング会場に行ってみると
すでに結構な人の列ができていました。
飲み物までもが
いちいち並ばないともらえないので、
何とも不便でした。
おまけに食べたいと思うものが
ほとんどありませんでした。
普通の夕食を食べる人にとっては
よいかもしれませんが、
私たちは飲みにきているのです!
それなのになぜつまみが、
ブロッコリーやオクラやねん!
刺身も普段はほとんど食べない
エビとイカとマグロだけでした。
北海道なのに
何でサーモンがないんや!と
ここでも一人文句を垂れていました。
もっともあとから
枝豆の半分くらいの大きさのサーモンが
追加されたので許しました。
一切れがちっちぇえ!
本当にサラダ系と天ぷら以外は
食べるものがなく、
せっかくの夕食が最悪でした。
1日目といい、本日といい、
今回の旅行はメインの夕食には
あまり恵まれませんでした。
それでもビール2本と
熱燗1合を飲んで
1時間半粘りました。
でももう限界と思い、
そのまま部屋に戻り、
ゆっくり部屋で
飲み直そうと思ったのですが、
結局そのまま寝てしまいました。
消灯は19時半と1日目の17時に次ぐ
早いお休みでした。
(続く)