前回は、マスクやパーテーション、
ソーシャルディスタンス、手指消毒で
私が常々疑問に思っていることを
いろいろと書かせていただきました。

今回は、
コロナ禍により変わってしまった生活様式が
心理面に及ぼす影響の問題点について
見ていくことにします。

年度末ということもあり、
最近はちょっとした集合写真を
撮る機会がありました。

写真として記録に残るものですから、
当然顔を見せるべく、
私はマスクを外します。

ところが、撮った写真を見ると
私以外の人はみんな
マスクを着けて
写っているではありませんか!

ほんの数秒の間、マスクを外し、
ニコッとするだけなのに、
どうしてマスクを外さないのでしょうか?

マスクを外した数秒の間でも
感染の可能性を否定できないから
などという人がいたら、
どのような状況の場合に感染が起こるのかを
もう一度、勉強し直してもらいたいです。

もっともそういう人は、
食事のときなども、
決して話しはしないでしょうし、
トイレの手洗いも毎回30秒以上、
必ずやっているのでしょうが‥

このような現実を目の当たりにすると、
どんな状況であれ、
一瞬たりとも人前でマスクを外すことは
タブーであるかのような、
そんな雰囲気すら感じます。

今の世の中では、
マスクをし続けることが習慣化され、
写真を撮るときもマスクをしていることが
当たり前になってしまったのでしょうか。

それとも同調圧力により、
マスクを外すことが
できなくなってしまったのでしょうか。

なんともおかしな世の中に
なってしまいました。

さらにびっくりしたことがあります。

先日、福岡で、今年度から
中学校2年生になる女の子と
居酒屋で飲む機会がありました。

もちろん、
その子の親も一緒でしたし、
彼女は当然、お酒は飲んでいませんので
誤解のないように。

その際、
マスクに関する話を聞いて
びっくりしました。

今は、授業中はもちろんのこと、
登下校中も当然マスクをしています。

昼食時は、黙食が基本なので
原則、友達と会話をすることもありません。

どうしたら黙食がしっかりできるかを
みんなで話し合う時間が持たれることも
あったと言います。

体育の授業中も、
マスクを外したら
ダメと言われたそうですが、
これは国からの通達に
明らかに反することなのですが‥
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/hakusho/nc/jsa_00011.html

そんな状況で1年間過ごした結果、
クラスメートのほとんどの人の素顔を
一度も見たことがないと言うのです。

この現実は、
かなり異常なことではないのでしょうか。

男子でも女子でも
気になる異性がいても、
素顔がわからないのであれば、
声もかけにくくなってしまいます。

でもこれは、
中学や高校だけの話ではありません。
一般の会社や職場でも
言えることかもしれません。

そういえば、
病院でも同じことが起きています。

病院では、コロナ禍以前から、
スタッフは基本的にみんな
マスクをしています。

ですから普段は、
素顔を見る機会はあまりありません。

ただし、人前で話をしたりする際は
マスクを外してしゃべるのが常識でした。

しかし、今は逆で、
マスクをしたままで話をするが
常識になってしまいました。

昼食も今は、感染予防のため
個々で食べるようにと
言われている始末です。

さらに、歓送迎会や忘年会、
新年会もなくなってしまったので、
本当に、素顔を見る機会が
なくなってしまいました。

4月から新人のナースやドクターが
入ってきましたが、
彼ら彼女らの素顔を見る機会は、
いったいあるのでしょうか。

中学生の話に戻します。
彼女の話で、
さらに驚いたことがありました。

マスクを常時しているのが
当たり前になってしまったのですが、
実は、それを喜んでいる人も
いるというのです。

どういうことかと言うと、
顔に自信がない子や
ニキビが気になる子は、
マスクで顔が隠せることが
逆に都合がよいと
言っているのだそうです。

中学生の頃から、
素顔をさらさない自分が
普通になってしまったならば、
この先、どうなってしまうのかと
心配になってしまいました。

人に素顔を見られないことによる安心感は、
裏を返せば、
素顔を見られることへの不安感です。

安心感を得るために、
可能な限り
マスクで顔を隠すようなことをしていると、
当然、人とのつながりや関係性、恋愛にも
多くの影響を与えることになるのでは
ないでしょうか。

人は相手を見た瞬間、
その人の顔や表情、しぐさ、態度から
無意識に多くの情報を読み取り、
相手を判断しています。

特に、口は目よりも
相手に強い印象や情報を与えるため、
それが読み取れないというのは
コミュニケーションにおいても
様々な誤解を生むことになります。

さらに問題になるが幼児です。

大人がマスクをしていることで、
幼児が相手の表情から
感情を読み取る能力が
十分に発達しない可能性が
指摘されています。

このような子供が大人になると、
どうなってしまうのでしょうか。
全く想像がつきません。

心といった、
眼に見えない部分への影響については
あまりクローズアップされることは
ありません。

でも、星の王子様も言っているように
「一番大切なものは目には見えない」のです。

見えないからこそ軽視され、
見過ごされてしまうのです。

一日も早く、
このような、人々の心身に悪影響をもたらす
異常な現実に気づき、
状況が改善されることを願ってやみません。