ブログ:外出のすすめ
新型コロナウイルス(以下CV)のブログを
始めてアップしたのが2月24日でした。
あれから約2か月が経過し、
4月7日には非常事態宣言も出され、
状況が大きく変わってきました。
そこで、今の状況をふまえ、
もう一度CVに関するブログを
書くことにしました。
今、私が一番気になっているのが
行動制限によるストレスの問題です。
これ以上の感染拡大を防ぐためには、
不要不急の外出や人との接触は
できる限り避けるべきだという政府の考え方は、
全く以て当たり前なことです。
ただし、ここには大切な視点が欠けています。
それは心理的要因やストレスによる
心や身体への影響です。
心と身体を
切り離して考えるクセがある西洋医学では
どうしても身体的視点に重きを置き、
心理的要因が身体に及ぼす影響に関しては
軽視しがちです。
ストレスも短期的なものであれば、
さほど問題はないのですが、
それが長期になってくると、
明らかに心や身体に
悪影響を及ぼすことになります。
つまり不安やうつ、
不眠などの症状のみならず、
痛みや胃腸症状はじめとする
様々な身体症状を訴える、
いわゆる不定愁訴症候群や、
過食や薬物、アルコール依存、
さらにはDVや虐待といった問題など、
ストレスによる様々な反応が
心や身体、行動に現れてくるのです。
だからこそストレスへの対処は
蔑ろにはできないのです。
大阪の吉村府知事は「とにかく家に」と
言っていましたが、
これを強調しすぎると、
明らかにイライラやストレスが
募ってくることが予想されます。
海外ではDVが急増し、
日本でも「コロナ離婚」なる言葉も
出始めています。
イライラが溜まれば、
夫婦関係もギクシャクしてくるでしょうし、
それが喧嘩や争いに発展し、
さらにそれが高じれば
暴力につながることもあるでしょう。
ではどうしたらよいのでしょうか。
そこで絶対に必要になるのが外出です。
今、しきりに3密(密閉、密集、密接)を
避けるようにと言われています。
これは感染拡大を防ぐために必要であることは
言うまでもありません。
だからこそ、不要不急の外出は避けるようにと、
しきりに言われているのです。
ただし、3密を避けることは、
イコール、外出をしないということではありません。
政府も散歩や運動を目的とした外出は
構わないと言っています。
ずっと家にいることのストレスを軽減するためには
それが必要であることは
政府も理解しているのだと思います。
要するに、外出をしたとしても、
それが3密を避けていればよいのです。
場所や時間帯を考えれば、
それは十分に可能だと思われます。
もちろん、外出することで
人と接する可能性が高まりますが、
そのことに過敏になりすぎると、
買い物にも行けなくなってしまうことになります。
リスクをゼロにしすることばかりを
意識しすぎてしまうと、
いわゆる「ゼロリスクバイアス」の罠に陥り、
その結果、かえって自分を
追い詰めてしまうことになります。
何事も白黒で考えるのではなく、
バランスの問題です。
心身の健康を維持するためには、
気分転換を目的とした散歩や外出は、
必要不可欠だという認識のもと、
積極的に行うべきだと私は思っています。
ほとんど人が歩いていな川べりを
一人で散歩するのであれば、
3密をきれいに避けているので、
何の問題もないと思います。
近くにそういうところがないのであれば、
車で移動して、
そのような自然に触れられるとことに
行ってもよいのではないでしょうか。
自然のある場所や
解放感あふれた空間といった環境の中で、
しばらく時間を過ごすことができれば、
ストレスの発散や軽減に大いに役立ちます。
また、東京や大阪では、
多くのジムが休業していますが、
私の通っている滋賀県にあるジムは
今でも24時間オープンしています。
CV騒動が起こってからは、
来る人も少なくなっているようですが、
私が行っている朝5時前後の時間帯は
いつも数人しかいないので、
その意味では、ここも3密とは
全く無縁の場所だと思っています。
非常事態宣言が出されるまでは、
積極的に映画館にも通っていました。
映画館は感染リスクが高いと思われがちですが、
この時期はどこの映画館も
ほとんど人がいないのです。
200人以上入るスペースに、
数人程度しか人はおらず、
また私一人だけということも2回ありました。
そんな時は、前の座席に足を放り出して、
とんでもない恰好で観ています。
これがとても快感なのです。
そんなことができるのは誰もいない時だけです。
その意味では、地方の映画館も
実は3密が避けられる場所だと言えます。
もっとも、都心の映画館は
そこまでお客さんが
少なくなることはないでしょうから、
休業要請されるのもやむを得ないかと思います。
これからはしばらく今の状況が続くと思われます。
だからこそ、もう少し発想を柔らかくして、
どうしたら3密を避けた外出ができるかを意識し、
日々の生活を送っていくことを
考えてみてはいかがでしょうか。