ブログ:ユーモアのすすめ
去る11月19日に、
地元の高齢者を対象とした「高寿大学」で
「ユーモアのススメ」というタイトルで
お話しをさせて頂きました。
このタイトルで講演するのは二度目です。
前回、どこかで話をした際、
とても面白かったと言う人がいたようで、
どうもその人の薦めもあり、
今回の講演依頼につながったようです。
講演では、
ユーモアと笑いは切り離すことができないこと、
また笑いは、心と身体の健康にプラスに働き、
さらには人間関係を円滑にする効果もあること
などを伝えました。
もっともそんな内容のことを真面目に話しても
面白くも何ともないので、
できるだけたくさんの笑いネタを仕込み、
今回の講演は「笑う練習の場」として位置づけ、
とにかく大いに笑わせることを
目的として話をしました。
まあ、結果は上々といったところでしょうか。
最初こそ、参加者の表情は硬かったのですが、
すぐに和んでくれて、
皆さんよく笑ってくれました。
1時間半の講演ですので、
結構な数の笑える話を準備しました。
今回はその中で、受けたネタを少し
紹介させて頂きます。
実は、ユーモアは頭の体操にもなります。
ユーモアがわかる人は頭の回転が速く
創造力やイメージ力があるので、
認知症の予防にもなりますよという話をして、
次の有名な言葉を紹介しました。
「人は判断力の欠如で結婚し、
忍耐力の欠如で離婚し、
記憶力の欠如で再婚する」
この言葉にすぐさま反応して
笑ってくれた高齢者は
比較的、頭が冴えている人です。
中には??という人もいましたが、
まあ、いいでしょう。
もう少し笑いと取ろうとこんな話もしました。
あるナースが、医者から来た紹介状を読んで、
「この医者って失礼ね!だいいち何、
この最後に書いてある「くさぐさ」って!」と
怒っていた彼女に私が、
それは「草々(そうそう)」という
〆の言葉だと教えてあげた話をしましたが、
これは、うけが今ひとつでした。
また、笑いは生活習慣病の予防にもなります。
1日15分笑うと40kcal消費するので、
1年間で2kgの脂肪が
減りますという話をしたのち、
「よく笑うのに体重が増えていると感じる方、
クッキーをつまみながら笑っていませんか?」
と振ったら、これはうけました。
その際、川柳もひとつ紹介しました。
「世界一 こわい乗り物 体重計」
でも、やはり
夫婦ネタや男女ネタの方が受けますね。
「最近、私は患者さんに
モテるようになったんです。
特に認知症と白内障の患者さんに(小笑)。
先日も、あるおばあさんに
『先生は男前だね』と言われたので
「そんなことはないですよ」と言ったら、
そばにいた娘さんが、
『すみません先生、
母は目が見えないもんで』」(爆笑)
「妻が亡くなると、それを追うかのように
1年以内に亡くなる夫が多いのですが、
夫が亡くなると、その後妻は平均10年生きます」
「子は巣立ち 夫は旅立ち 今青春」
わが家のエピソードもいくつか紹介しました。
私が久しぶりに着ようとしたジャケットに
カビが生えていたことや、
2013年に賞味期限が切れ、色が変わっている
ワンカップ大関がつい最近出されたこと、
夕食時「これって何か腐ってない?」と言うと、
妻に「食べて判断したらいいでしょ!」と
怒られた話等々です。
また、夫婦関係の悲哀?を綴った川柳は
たくさんありますので、これも紹介しました。
「ご飯よ」と 呼ばれて行けば タマだった
「わが家では 序列は妻・犬 金魚・オレ」
「バラに似て 妻も花散り トゲ残し」
あと、面白い名言を見つけたので
これも紹介しました。
「結婚生活はとてもハッピーです、
主人さえいなければ」
最後はいつもの名言でしめました。
「年を取ったら女房の悪口を言ってはいけません、
ひたすら感謝する、
これは愛情じゃありません、
生きるための知恵です」
どうも私は、ほっこりとしたユーモアよりも
ピリ辛のユーモアの方が好きみたいです。
どちらにせよ、みんなが笑い、
楽しい時間が過ごせればそれで十分です。
今回も楽しんでもらえたのでよかったです。
黒丸先生、おはようございます。寒いですね。今日も大切なテーマをありがとうございます。ユーモアとは、当たり前を疑うことから始まりまる。確か、哲学者の土屋賢二さんの著書にありました。リフレームにもつながる気がします。では、また。
高橋先生、いつもありがとうございます。ユーモアは機転が必要ですし、確かにリフレーミングにもなります。その場も楽しくなるので私は大好きです。