ブログ:30周年記念シンポジウムの裏側

一昨日の9月24日、
日本ホリスティック医学協会
30周年記念シンポジウムin京都を
ロームシアター京都のメインホールで
開催しました。

昨年の4月から準備を始めたのですが、
まずは場所を押さえ、
テーマを決定し、
演者を誰にするかを考え
具体的な交渉を進め、
すべての演者が決まったのが
今年の3月でした。

一番大変だったのは
演者の選択と交渉でした。

私はメンタリストDaiGoの
ファンだと言うこともあり、
以前から是非彼を呼びたいと思っていました。

またテーマを決定する際にも、
脳と潜在意識を中心としたものを
やりたいと漠然と考えていました。

これとホリスティック医学がどうつながるのか、
そんなことはあとから
理由を考えればよいことであり、
とにかく呼びたい演者を呼び、
やりたいことをやる、
そんな思いで今回の企画を考えていました。

帯津先生は最初から決まっていたので
全く問題ありませんでした。

全体の演者のバランスを取るために
女性のスピリチュアル系の方で
面白そうな人はいないかと
あれこれ探しているうちに
奥平亜美衣さんの本に出くわしました。

内容的にも面白いと思ったので、
早速連絡を取ってみると、
奥平さんも以前からホリスティック医学には
興味を持っていたということで
あっさりと交渉成立。

しかし肝心のDaiGoとの交渉は
なかなか進みませんでした。
初めての連絡を取ったのが
昨年の6月でしたが、
たくさんのところから依頼があるようで、
最終的には本番の半年くらい前でないと
調整がつかないと言われてしまいました。

何度かの交渉の末、
ようやくOKがでたのが今年の3月でした。
とにかく長かったです。
でも、最後にようやく決まったので
本当によかったです。

茂木さんの方も大変でした。
当初はDaiGoをメインに据え、
他の演者を考えていたのですが、
もしもDaiGoとの交渉が
うまくいかなかった場合、
メインとなる演者がいなくなってしまいます。

それを避けるために
もう一人メインの演者を確保したいという思いから
最初は、池上彰さんに白羽の矢を立てました。
ところが、池上さんはあまりに多忙で、
すべての講演はお断りしているとのことで、
何度か粘ったのですが結局断念しました。

その後、池谷裕二さんや福岡伸一さん、
名越康文さん、齋藤孝さんなどの名前が
挙がりましたが、
メインを務めていただくのには
少々インパクトに欠けるという思いを
ぬぐい去れませんでした。

そこで候補として浮上してきたのが
茂木健一郎さんでした。
茂木さんなら十分に知名度もあるし、
悪くはないと思い、早速交渉に入りました。

例年は、何かしらのツテがあり、
その関係で、大物との交渉も比較的
スムーズにいっていたのですが
今回はそのツテがありませんでした。

そためめDaiGoと同様、
真正面からの直接交渉となりました。

こちらもDaiGo以上に難渋しました。
最初は全く反応がよくありませんでした。
学術的な企画を優先させてもらうとか、
今回はちょっとお受けできない可能性が高いとか
メールで打診するたびに、
消極的な返事ばかりが返ってきました。

このままだとまずいと思い、
なんとかならないだろうかと
いろいろな人に相談したところ、
新宿の朝日カルチャーセンターで
毎月、講座を持っていることを知り、
そこに直接乗り込んで、
まずは直にお会いして
チャンスをうかがおうという
作戦をとることにしました。

直近の講座の時は
私の予定が埋まっていたため
朝日カルチャーセンターの情報を教えてくれた
サイモントン療法の川畑伸子さんと
当会長の降矢英成氏に
講座に足を運んでもらい
先ずは挨拶をしてもらいました。

2回目の去年の12月は、
私も参加が可能だったため
病院を早退し、川畑さんと一緒に
新宿まで馳せ参じました。

講演終了後、
持参した手紙を手渡しながら挨拶をしました。
その後の飲み会にも参加させて頂きましたが、
反応は今ひとつ(ふたつ?)でした。

ここで諦めては今までの苦労が水泡に帰すと思い、
次はどうしようかと
思いを巡らしていた今年の1月11日、
茂木さんのマネージャーから
今回の講演をお受けすると連絡があり、
よっしゃ!と思わずガッツポーズを
取ってしまいました。

お断りモード満開の中、
諦めず熱心に連絡を取り
カルチャーセンターにも足繁く通い
思いを込めた手紙まで書いた熱意が
通じたのではないかと、
勝手に想像しています。

何はともあれ、これでメインは決まったので、
万が一DaiGoがダメであったとしても
何とかなるとちょっと一安心。

でも、もしDaiGoもOKしてくれたら
メインが二人になってしまいますが、
それはそれで、
皆さんには喜んでもらえるだとうと思い、
DaiGoともチラシの作成ギリギリの期限まで
交渉を続け、
3月末にようやく決定したという具合です。

当日は心配していた台風も来ず、
天気にもめぐまれ、ミサイルも発射されず、
交通機関のみだれもなく、
先ずはよかったです。

そして、4人の演者も
それぞれの立場で話しをしてくれました。
茂木さんが言っていたように、
まさに各々の「個性」が遺憾なく発揮された
講演だったと思います。

1500人もの方々に来て頂き、
DaiGoのパフォーマンスも見られたし、
皆さんにも喜んで頂けたようですし、
無事シンポジウムを終えられたことに
ほっと胸をなで下ろしています。

みなさん、本当にありがとうございました。

    ブログ:30周年記念シンポジウムの裏側” に対して2件のコメントがあります。

    1. 麻宮春希 より:

      黒丸先生、こんばんは。
      先日のシンポジウムとても有意義な時間を過ごさせて頂きました。
      とても楽しかったのですが、出演交渉など大変な状況だったのですね。
      皆様方の御尽力の御陰でとても中身のある30周年の記念にふさわしいシンポジウムだったと思われます。
      帯津先生のお元気なお姿も拝見できてうれしく思いました。先生には少なくとも100歳までは活躍して
      頂きたいです。
      参加させて頂きましてありがとうございました。

    2. 金丸美智子 より:

      30周年記念シンポジウムの大成功、おめでとうございます。

      茂木先生の講演、衝撃的でした。茂木先生とお会いできる機会を得て、面授が貴重な体験であると実感しました。
      帰り道、素敵なレトロ洋館で最高に美味しいコーヒーを飲みました。その店はジョンレノンとオノヨーコが来られた店。二人が座った椅子に座らせてもらい、シンポジウムの余韻とコーヒーを飲みました。
      素晴らしい天気に恵まれ、京都岡崎の空気も胸いっぱい吸ってきました。
      黒丸先生、宮里さんをはじめスタッフのみなさま、お疲れさまでした。ありがとうございました。

    金丸美智子 へ返信する

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