ホリスティックコミュニケーションの考え方

1,「心の治癒力」が癒しや問題解決の原点であると考える
2,「思い込み」「行動」「つながり」に変化をもたらすような「かかわり」や「きっかけ」が問題解決を促す
3,「できていること」や「できそうなこと」といった肯定的側面に焦点を当てる
4,「心の治癒力」を引きだす道具として、コミュニケーションのみならず様々なアプローチを活用する
5,相手の「無意識」を活性化させるコミュニケーションを心がける

「体の治癒力」と「心の治癒力」

人は、ちょっとした怪我や病気ならば自然に治ってしまいます。
それは、私たちの体には自然治癒力が備わっているからです。
つまり、「体の治癒力」を持っているのです。

同様に、心にも治癒力が備わっています。
悩みや問題を抱え、辛い思いをしている人であったとしても
人は、いつかどこかで、その悩みや問題を解決し、困難を乗り越えることができます。
つまり、人には自分で自分を癒す力や、問題を解決する力、
困難を乗り越える力、苦しみから立ち直る力を持っているのです。
これが「心の治癒力」 です。
ホリスティックコミュニケーションでは、この「心の治癒力」を
癒しや問題解決の原点だと考えています。

「心の治癒力」をうまく引きだす

人は困難や問題にぶつかると、
同じ所をグルグル回っているだけで、なかなかそこから出てこられません。
この状況は「心の治癒力」があるにもかかわらず、
その力をうまく発揮できない状態に陥っていると言えます。

では、そんな状態に陥っている人が「心の治癒力」をうまく発揮し、
悩みや問題を解決できるようになるためにはどうしたらよいのでしょうか。
その方法が、まさにこのホリスティックコミュニケーションなのです。

ホリスティックコミュニケーションとは

ホリスティックコミュニケーションとは、
その人の持っている「心の治癒力」をうまく引きだし、
自らが自分の悩みや問題の解決に向かって
歩みを進めるためのサポートをする
コミュニケーション技術だと言えます。

カウンセラーやセラピスト、医療者がその人の問題を解決するのではなく、
その人自らが自分の問題の解決に向けて
知らず知らずのうち行動をし始めてしまうような、
そんな状況を作ることができるコミュニケーションスキルなのです。

そのポイントとなるのが
気づきや解決を促す「質問力」です。
従来のカウンセリングが拠にしている
傾聴や受容・共感は重要であることは言うまでもありませんが、
これだけでは堂々巡りの状態からなかなか抜け出せず、
いつまで経っても問題解決に至らないということも珍しくありません。

そうではなく、
「無意識」にさりげなくアプローチし
その中に埋もれている解決のヒントを
うまく引きだすような「質問力」があってこそ、
はじめて人は解決の道へと歩を進めていくことができるのです。

もちろん問題解決のためには「質問力」のみならず、
「傾聴力」「反応力」「提案力」といった力も必要になってきます。
これらを駆使し、その人の持っている「心の治癒力」を最大限に活かし、
様々な困難や逆境を乗り越えるためのサポートをする方法が
ホリスティックコミュニケーションなのです。

もちろん自分自身の問題や
人間関係の悩みなどにも応用することができるので、
人に役立つだけではなく、
自分自身の悩みの解決や自己成長にも役立つ
コミュニケーションだと言えます。

さあ、皆さんもホリスティックコミュニケーションを身につけ、
悩みや問題を抱えている人に手をさしのべ、
また、自分自身の問題解決に大いに役立ててみませんか。

→「質問力」について

→従来のカウンセリングの問題点

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→リピート率が60%もある理由