紹介したいと思っていた名言は、
たくさんあるのですが、
先週は三つしか紹介できませんでした。

そこで今回は結婚に関する名言を
いくつか紹介しようと思います。
最初はフランスの思想家、
モンテーニュの名言からです。

王国を統治するよりも、
家庭内を治めることの方が難しい。
(ミシェル・ド・モンテーニュ)

モンテーニュの家庭が
どうだったのかはわかりませんが、
これはなかなか言い得て妙です。

会社や組織のトップの人の
家庭が崩壊しているという話は
よく聞きます。

会社で働いている部下や社員に対しては、
しっかりと働いてもらうために、
社長としては目標や方針を定めたり、
やる気を出させるための工夫をしたり、
努力を惜しまず取り組みます。

一方、家に帰ると、
会社で散々働いてきたのだから、
せめて自宅では自由に
くつろがせてもらいたいという思いから、
自分本位でわがままに過ごしてしまうことが
少なからずあります…
いや、ほとんどかもしれません。

また、家族への甘えもあり、
職場での社員への気配りほど、
家庭内では家族のことを
考えることはしません。

当然、家族、特に妻には
だんだんと不満が蓄積され、
いつしか爆発することになります。
そうなって初めて、自分が家族を
蔑ろにし過ぎていたことに気づくのです。

だからと言って、プライドもあるせいか、
今さら態度を変えるわけにもいかず、
結局、ギクシャクした結婚生活を続け、
挙げ句の果てには離婚という結果に
なる人も少なくありません。

心理的な距離が近くなればなるほど、
本当はお互いへの配慮が
必要になってくるのでしょうが、
甘えの気持ちが、
その心を蔑ろにさせてしまうのです。
気をつけて下さい、黒丸さん!

次の名言はとても有名なので
ご存じの方も多いかもしれません。

人は判断力の欠如で結婚し、
忍耐力の欠如で離婚し、
記憶力の欠如で再婚する。
(アルマン・サラクルー)

これも結婚、離婚、再婚に対する
人の本質を見事に言い表していると言えます。

好きになってしまったら、
「あばたもえくぼ」と言われるように、
客観的判断や冷静な視点などは
いとも簡単に飛んで行ってしまいます。
恋愛感情には判断力を凌駕する力があるのです。

しかし現実はそう甘いものではありません。
結婚前は両目を開けて見て、
結婚後は片目をつむって見ろと言われるように、
お互いが十分に満足する結婚生活など稀です。

だからこそ忍耐力が必要なのですが、
一度歯車が狂うとなかなか修復は困難ですし、
忍耐力にも限界があります。
離婚は、その当然の帰着点と言えましょう。

離婚が成立すれば、
苦悩の日々から解放され、
再び独身生活を謳歌することになります。

ところが人の性というか宿命というか、
結婚生活の苦悩を嫌と言うほど味わった人でも
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ものです。

新たな甘美な夢の前では
過去の辛い経験の記憶は雲散霧消し、
いとも簡単にまた判断力は失われ、
再婚への道と突き進むというわけです。

それで本当に幸せをつかめるのであれば
ハッピーエンドですが、
そうでない人もたくさんいます。
人とはそのような生き物なのです。

最後は、よく講演会の締めでよく使う名言です。
今回のブログもこの言葉で終わりたいと思います。

年を取ったら
女房の悪口は言ってはいけません
ひたすら感謝する
これは愛情ではありません
生きるための知恵です