アンディ・モリンスキー著の
「ひっこみ思案のあなたが
生まれ変わる科学的方法」(ダイヤモンド社)は、
苦手意識を乗り越えるためのヒントが
色々書かれており、とても勉強になりました。

人は皆、心地よいと感じる場所や
安心して行動できる領域の中で、
活動しようとしますが、
そのような領域のことを
コンフォートゾーン(以下CZ)と言います。

しかし人はCZの中にいる限り、
自分を広げるような学習はできませんし、
今後の成長や進歩は望めません。
ただし、CZの外に出ようとすると、
かなりの勇気が必要になります。

引っ込み思案な人が、
人前で積極的に意見を言ったり、
頼まれ事をはっきり断るといったことは
CZの外に出る活動だと言えましょう。

では、どうしたらCZから一歩踏み出す勇気を
持つことができるのでしょうか。
そのために先ず必要なことは
目的意識をはっきりさせることです。

何のために、あえて苦手なことをするのか、
その理由を明確にしておく必要があります。

勇気をもって一歩踏み出すことで、
どんなよいことがあるのか、何が変わり、
それがどんなことに役立つのかといったことを
はっきりと認識しておくことが
先ずは大切なのです。

私の場合、みんなの前で
しっかりと挨拶をすることができるようになれば、
自分に自信がもてるようになり、
周りの人にもう少し自分を
アピールすることも
できるようになると思います。

また挨拶の言葉により、
感謝の意を伝えたり、
人を元気づけたり、
一体感を促したりすることも可能なため、
組織やグループをまとめることにも
役立つと思います。

他にも、CZの外に出るための工夫として
状況や環境を変えることで、
自分の強みを発揮しやすくしたり、
苦手なことに対しても自分らしい行動が
取れるように工夫をすることも大切です。

例えば人を褒めるのが苦手な人は、
頭ではわかっていても、
なかなかそれを実行に移せないものです。

そんなとき、
第三者トークを使うのはよい方法です。
例えば「Aさんが、
『あなたは仕事が早いから助かる』と言ってたよ」
といった具合です。

これであれば、直接の褒め言葉ではないにせよ、
相手には、褒めてもらったという感じが
十分に伝わります。

実は私も人を面と向かって褒めるのが苦手です。
ですから、この第三者トークは時々使います。
また、酔った勢いで褒めるということもします。
酔っぱらうと気持ちが大きくなり、
抵抗なく相手を
褒めることができるのでとても楽です。

このように、自分の力を発揮しやすい
状況や環境を作ることで対応すれば、
CZの外に出やすくなるというわけです。

また、自分がCZから外に出るのを邪魔している
思い込みを明確にし、
それをリセットするというのも
有効な方法のひとつです。

そのためには、どんな思い込みが
自分を正当化しているのか、
CZの外にでるのを拒んでいるのは何か、
そんなことを一歩離れた立場から
客観的に自分の思いを
眺めるという作業が有効です。

自分の思い込みを客観的に眺めるための
有用な手段のひとつとして、
嫌なことや苦手のことを
書き出すという方法があります。

書き出すことで、
事実を客観的に認識することができるため、
感情に流されることなく、
冷静な視点から、自分の思い込みを
見つめることができるのです。

書くことで、例えば、
自分は「うまくやれないと、
人からバカなやつだと思われる」とか
「そんなことを言ったら人から嫌われる」
といった思いが背景にはあることに
気づけるかもしれません。

そのような思い込みに気づくことができれば、
それに新たな解釈を加えればよいのです。
例えば「バカなやつだと思われたからと言って、
自分の実力が低下するわけではない」
「嫌われることもあるかもしれないが、
逆に自分を認めてくれる人もいるはずだ」
といった具合です。

このように自分を客観的に見つめなおし、
思い込みをリセットすることで、
CZの外にでる勇気を持つことが
できるようになるというわけです。

皆さんも是非、自分の世界を広げ、
もう少し自分を成長させるためにも
CZの外に、一歩踏み出してみませんか。