私が昔から言っていたことがあります。
「人が変わるのは努力ではなくきっかけ」
自分を変えようと思えば思うほど、
変えなければというこだわりが強くなってしまい、
ますます変われなくなってしまいます。

でも、何かの「きっかけ」で
人が変わるということはよくあります。
だからこそ、変わろうと努力してはダメ!
自ずと変わる「きっかけ」を待っていればよいと
言い続けていました。

しかしその一方で、
最近は意志力・習慣力セミナーを開催し、
先ずは小さな意志力で
小さな行動を起こすことが大切だと
教えています。

つまり、そこには例え小さいとは言え
意志力、つまりちょっとした努力が
必要だと言っているのです。

これも最近、自分で言っていて
自己矛盾を感じながらも
敢えて触れなかったことのひとつです。

でも、セミナーを続けているうちに、
やはり、ここはもう一度整理しなくては
いけないなと思うようになりました。

よく「過去と他人は変えられない、
だから自分を変えるしかない」と言われます。
これは真実ですが、そうかと言って、
そう簡単に自分を変えられるものではありません。

また自分を変える場合だけでなく、
悩みや問題を解決しようとする場合も同様です。
なんとかしようと必死にもがくのですが、
結局空回りするだけで、何も変わらないどころか、
逆に問題を悪化させてしまうこともしばしばです。

だからこそ、バタバタするようなことは
やめましょうという意味で、
「人は努力では変わらない」と言っていました。

そうかと言って、ただひたすら
偶然に訪れる「きっかけ」を
待っていればよいと言っているわけではなく、
実は「きっかけ」を作るための行動は
必要なのです。

例えば、本を読むとか
映画や講演会に赴いてみるとか、
今までやったことのないことに挑戦してみるとか、
今まで行ったことのないところに行ってみるとか
何でもよいのですが、
とにかく何かしらの行動をしてみるというのが、
「きっかけ」を見つけるための行動です。

どこに、自分を変えるヒントや
問題解決のためのアイデアが
転がっているかなどわかりません。
だからこそ、気の向くまま
何かをしてみるということが大切なのです。

そのような小さな行動を繰り返しているうちに、
いずれ状況に変化が起こったり、
新たな解決策に気づいたりする時が来ます。
それが「きっかけ」となり自分が変わるのです。

要するに、バタバタしても意味がないということを
強調したいがために、
「きっかけ」が人を変えると言いましたが、
実は、その「きっかけ」を生み出すためには
小さな行動が必要だと言うのを
省略してしまっていたのです。

バタバタ努力をするのではなく、
この「小さな行動」が
自分を変えたり問題を解決したりするのに、
とても重要になってくるということです。

「人が変わるのは努力ではなくきっかけ」の
本当の意味、わかって頂けたでしょうか。