ブログ:ちょっと失敗しちゃいました

先日は、ちょっと?失敗をしてしまいました。
お酒が好きな患者さんがおり、
一緒に飲みたいというので、
部屋でビールとウイスキーを飲みました。

相手は末期がんの患者さんですが、
もともとお酒好きで、
祇園や新地でよく飲んでたというのです。

私の行きつけのお店から
焼き鳥などをテイクアウトし、
それを病室でつまみにしながら
18時から二人で宴会をしました。

まあ、2時間くらいで切り上げようと
思っていたのですが、
気がつくと、朝、家で寝ているではないですか。

どうしても、先日の後半が思い出せません。
何時に帰ったかも、
どうやって帰ったかも覚えていないのです。

携帯の記録を見ると、
21時半に妻に電話を書けているので、
この時間に帰ったのだろうことは推測されます。
しかし、車に乗せてもらった記憶もありません。

もしかして歩いて帰った?とも思ったのですが、
歩いて帰ったならば、
多少は記憶に残っているのですが、
その記憶もありません。

私が一番心配したのは、患者さんのことでした。
だいぶ長い間付き合わせてしまい、
体調を崩していたらどうしようとか、
倒れてしまっていたらどうしようとか、
ちょっとドキドキしながら
次の朝、病院に行きました。

ナースのカルテを見ると、
主治医が患者さんの病室で21時半まで
宴会をしていたという記録が残っており、
やはり、そのときまで飲んでいたんだということが
確認出来ました。

朝一番に、恐る恐る患者さんのところに行くと、
いつもと変わらぬ様子で迎えてくれました。
「昨日は遅くまですみませんでした」と
あたかも覚えているかのように言い、
患者さんの反応を伺いました。

するとその患者さんも
「いやいや、昨日は本当に楽しくて、
あんな楽しいお酒なら何時間でも飲めますよ」
と言ってくださり、
特に体調をくずした様子もなさそうだったので、
内心、ホッとしました。

後日、妻にその日のことを確認すると、
やはり車で迎えに来てくれて、
私を乗せて家まで連れて帰ってくれたそうです。
全く覚えていませんが。

患者さんが用意してくれた
高級なウイスキーを
ロックでガバガバ飲んでしまったのが、
記憶をなくしてしまった原因だと思います‥
などと原因を分析しても何の意味もありませんが。

あ~宴会で記憶をなくすことは
たまに(時々?しばしば?)あるのですが、
患者さんとの飲み会で記憶をなくしたのは、
これが初めて‥ではなく二回目です。

お酒の量をコントローし、
記憶を保っておくというのは
未だ私にとっての大きな課題なのです。

がんばります‥です‥ハイ。

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