人はちょっとしたことでも、
自分の意にそぐわないことがあると、
すぐに不満を口にしてしまうものです。

私も、風呂が沸いていなかったとか、
居酒屋で15人の予約を入れようとしたら
コースでなければ受けられないなどと言われると、
つい文句を言ってしまいます。

しかしいくら文句や不平不満を言ったところで、
自分が不快な思いをするだけで、
何のよいこともありません。

それどころか、その積み重ねは
喧嘩や仲違いへと発展し、
時には仲間割れといった
重大な問題にも発展しかねません。

そんなことは誰でもわかっているのですが、
それでもつい言ってしまうのが
人間という生き物です。

もちろん、言うべきことがあれば
はっきりと言うというのはかまいません。
明らかな誤解により迷惑を被っているとか、
改善すべき点があると思った場合などは、
はっきりと言うべきですし、
それは意見であり、不平不満ではありません。

要は、言うことが、
愚痴や単なる感情のはけ口になっている場合が、
不平不満ということになります。

これを自己成長的な観点から見ると、
些細な事で不平不満を言ってしまう人というのは
自分の感情をうまくコントロールできない
人だということになります。

余計なストレスを貯めたくないとか、
厄介な問題に巻き込まれたくない、
もう少し自分を高めたいと思うのであれば、
つい出てしまう不平不満を
コントロールするトレーニングをすることも
悪くはないのではないでしょうか。

そうは言っても、
今まで普通に不平不満を言っていた人が
いきなり言わないようになるというのは
不可能です。
何事も少しずつやっていくのが大原則です。

ではどうしたらよいのでしょうか。
その参考になるのが、ウイル・ボウエン著の
「もう不満は言わない」(サンマーク出版)です。

この本を読むと、
不平不満をコントロールできるようになるまでには
次のような四段階があると言います。

つまり、人は不平不満を
1,口にしていることに気づいていない段階
2,口にしていることに気づいている段階
3,意識すれば口にしないですむ段階
4,意識せずとも(無意識に)口にしない段階

これは不平不満だけではなく、
怒りやイライラといった不快感情一般に
言えることです。

どんな感情にせよ、
先ず自分がその感情を抱いているということに
気づかないことにはコントロールできません。

その感情に気づき、意識するからこそ、
自制が利くようになり、
次第にコントロールする術を
身につけられるようになるというものです。

この本のユニークなところは、
不平不満のコントロールに
ブレスレットを利用するところです。

常日頃からブレスレットを腕にはめ、
不平不満を口にしたら、
もう一方の腕にはめ換えます。

21日間はめ換えずにいられたら
もう大丈夫だと言うのですが、
そうなるためには通常4~8ヶ月かかるそうです。

私は、これはとてもいい方法だと思います。
ブレスレットをしていることで、
不平不満を口にはするまいと、
常に意識するようになりますし、
口にする度にはめ換えるという作業は、
感情をコントロールする脳の神経回路を
より一層発達させることにもなるからです。

不平不満などは通常、
無意識に言ってしまうものですが、
それを口に出しそうになった瞬間を
意識化できたならば
コントロールが可能になります。

私も是非やりたいとは思うのですが、
何かを身につけるということが嫌いなたちなので、
少々違う方法を考える必要がありそうです。

皆さんはブレスレットを使って
不平不満を言わない自分になってみるというのは
いかがでしょうか。