私たちは自分の意志で
物事を判断し行動していると思っていますが、
実際には無意識によるところの方が
圧倒的に大きいことがわかっています。

朝起きてから職場に行くまでの
ほとんどの行動は習慣的なものであり、
これらはすべて無意識が働いています。

朝の準備や着替え、洗面、通勤といったことは
あまり考えてやることではなく、
知らず知らずのうちに
やってしまっていることが多いのですが、
これが無意識のなせる技です。

意識的な判断や行動というのは、
例えば職場を改善するためには何が必要かとか、、
レポートの構成をどのようにするかとか、
お気に入りの服を買うのに
どこで買うのが一番得かを調べたりとか、
そのような行動は、色々と考えながらするので
これらは意識的な判断や行動だと言えます。

ただし、これらも実際には、
今までに無意識に蓄えられた
膨大な量の知識や経験のよる情報を基に
意識が決定し行動を起こしているというのが
実際のところです。

つまり、私たちの判断や行動は
すべて無意識からの情報によるものか、
無意識からの情報と照らし合わせながら
何が最も適切なのかを意識が考えて
結論を出すという作業の積み重ねなのです。

こう考えるといかに私たちは
無意識から甚大な影響を受けているかがわかります。
それは取りも直さず、
私たちの日常に溢れかえっている様々な情報が、
知らず知らずのうちに無意識に蓄えられ、
その情報に基づいて何とはなしに
行動してしまっている可能性も
十分にあるということを意味しています。

その最たるものが宣伝や広告です。
同じ宣伝が何度も流れると、
無意識はそれをよいもの、正しいものと
判断してしまうのです。

また自分のお気に入りの
女優や俳優が出ている商品は、
何ら客観的な理由もなく、
何となく好ましいものだと感じてしまい、
他の商品と比較したり吟味したりすることなく、
その商品を買ってしまうのも
まさに無意識による行動です。

このように、人は無意識に支配されているため
企業も業者も、いかに無意識に上手に働きかけ
消費者をその気にさせるかを考えて、
宣伝や広告を作っているわけです。

それだけ影響力の強い無意識ですから、
これをよい方向にうまく利用すれば、
人をもっとハッピーにさせたり、
自分をよりよく変えることも当然できます。

例えば、自信が持てるようになるとか
物事に前向きになったり、
人間関係を改善したり、
よい習慣を身につけたり等々、
あらゆる面でよい方向に変えることは可能です。

ただし、ただ単に自分を変えようと思っても、
そう簡単にはうまくいきません。
なぜならば、私たちの心は
無意識が絶大なる力を持っているため、
意識が「自分を変えよう」と思っても、
無意識の中に、自分を変えられるだろうという
明確な情報が蓄積されていない限り、
それはできないのです。

そのため、いかにして無意識に
「自分は変えられる」といったような情報を
十分に蓄えられるかが重要になってきます。

それには新たな経験を積むことも大切ですが、
過去の経験とセットになって蓄えられている
ネガティブな解釈や思い込みを
書き換える作業も有効です。

続きは次回、お話しさせて頂きます。
お楽しみに。