ブログ:ポジティブ心理学―これならできるかも①

ポジティブ心理学にあれこれと
ひと言もふた言も言ってしまいましたが、
これならできるかもしれないと思えるものや
これいいかもと思えるものもあります。

例えば「三つのいいこと」です。
この方法は、すでに様々なところで
色々な人が紹介しているので
ご存じの人も多いかもしれませんが、
1週間、毎晩寝る前にその日を振り返り、
自分にとってよかったことを三つ考え、
それを書き留め、
それに対して自分が果たした役割を
考えるというものです。

色々な本を読んでみると、
毎日やり続けることが大切だと
書いてある本も多々ありますが、
ポジティブ心理学の研究結果からすると
やり過ぎるとかえって幸福感は
下がってしまうとのことでした。

この作業は朝やるよりも
寝る前にやる方が有効だと言われていますが、
私は、寝る前に何かをするというのが嫌いなので、
朝にやっていました。
ただ、慣れないうちは、
「いいこと」を見つけるというのは
結構大変な作業だということがわかりました。

ただし「いいこと」は
日常のほんの些細なことでも構いません。
例えば「今日の空が美しかった」でもよいのです。
自分が果たした役割についても、
大それたことは必要ありません。
「空の美しさに気づいたこと」が
自分が果たした役割になるのです。

このような作業を以前は毎日やっていましたが、
だんだんとマンネリ化してしまい、
結局途中でやめてしまいました。
確かに、毎日やるのはしんどいなと思いました。

1週間やったあとは、
いいことを思い出したときにやる程度で
よいとのことなので、これならできると思い、
今は、机の上に「いいこと」を書き込む紙を置き、
ふと思い出したときには、
そこに書き込むようにしています。

人それぞれ自分に合ったやり方があるでしょうし、
必ずしも最大限の効果を上げなければ
ならないというわけでもないので
これでよいと思っています。

では、その効果の程はと言うと、
確かに、幸福感というか
気分のよさは持続している気がします。
人間関係でイライラすることやカチンと来ることも
以前よりは少なくなったように思いますので。

ただし、このワークの効果を評価するのは
実際にはなかなか難しい気がします。
なぜならば、自分の幸福感には
様々な要因が関与していると思うので、
「いいこと」を書くようになったことが、
幸福感を上げイライラを少なくした直接的な要因か
どうかはわからないというわけです。

いずれにせよ、「三つのいいこと」ワークは、
自分のものの見方や考え方に
変化をもたらす可能性は十分にあると思います。

いいことを考えたり、
それに対する自分の役割を考えるという作業は、
日常の様々なことに対して
ポジティブな視点でものごとを見るということを
習慣化させることができるかもしれませんし、
また自己肯定感や自己効力感を高めるのにも
役立つのではないかと思うからです。

なお、この作業は手で書くというのが重要です。
パソコンにキーボードで
打ち込むという形でもできますが、
手で書く方が、脳への刺激が大きく、
集中力がはたらき記憶にも残りやすくなります。

これなら皆さんもできそうな気がしませんか。
少しでもハッピーな気持ちが
持てるようになるためにも
一度トライしてみてはいかがでしょうか。

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