習慣化されていること、
例えば朝の歯磨きや洗面などは
考えることもなく自動的に行っています。

しかしちょっと気が進まないことなどは
その第一歩を踏み出すのに、
それ相応のエネルギーがいります。

例えば、食後の食器洗いとか、
勉強に取りかかるといったことなどがそうです。
くつろいでいる状態から、
それらの行動に移行するには、
気合いを入れて「よし!やろう!」と思わないと
なかなか重い腰があがりません。

誰もがそうですが、
運動や早起きなどのよい習慣は
できるだけ身につけ、
ダラダラ生活や間食といった
悪い習慣はやめたいと思っています。

頭ではわかっていても、
なかなか実行できないのが人間というものです。
そんな私たちに、よい習慣を身につけさせたり、
悪い習慣をやめさせたりするのに役立つのが、
20秒ルールです。

これは、よい習慣を身につけようとするなら、
それをする手間を20秒減らし、
悪い習慣をなくしたいなら、
それをする手間を20秒増やすというものです。

例えば、朝起きて
ウォーキングをしようと思っても、
トレーニングウェアを準備したり
着替えたりするのが面倒くさくなり、
結局やめてしまうことが多いのですが、
枕元にトレーニングウエアを置いて寝たならば、
着替えの準備をする手間が省ける分、
すぐさま行動にうつせるため、
ウォーキングをし始める可能性が
グッと高くなります。

悪い習慣をやめるのはその逆です。
例えば家に帰ってきて、なんとはなしに
テーブルの上にあるリモコンを手に取り、
テレビのスイッチを入れてしまいます。

その結果、ダラダラとテレビを見てしまい、
結局やろうとしていた勉強ができなかったり
することになります。

このダラダラ生活を引き起こす原因が、
ついテレビを見てしまうということであれば、
テレビのリモコンを
棚の引き出しに入れておくことで、
スイッチを入れるのに手間がかかるため、
テレビをつけないで済む可能性が
高くなるというわけです。

このように何かをしようと思った場合、
最もエネルギーを要するのが
初動エネルギーです。
最初の一歩さえ、踏み出すことができたら
あとは比較的簡単に行動し続けられるのです。

この心の性質をうまく利用し、
最初の一歩を踏み出す手間を敢えて省くか、
逆に手間がかかるようにするかにより、
人の行動を変えることができるようになります。

私の場合、韓国語会話のリスニングは
20秒ルールを応用してから
続けられるようになりました。

私は毎朝出かけるときに、
財布や手帳などが置いてあるところに
韓国語会話を録音したウォークマンも
一緒に置いておくことにしました。

出かける際に、
当然それらをすべて持って出かけます。
車に乗って病院に行きますが、
エンジンをかける際に、同時に
ウォークマンのイヤホンを耳に差し込み、
スイッチを押します。

病院の駐車場までは車で数分の距離ですが、
着いたら車から降り、
そのままウォーキングを始めます。
つまり、その段階ですでに
韓国語会話のリスニングが
始まっているというわけです。

以前は、机にすわり、
さあ韓国語のリスニングをしようと思っても
いちいちウォークマンを取り出し、
準備するのが億劫で、
なかなか一歩が踏み出せず、後回しになり、
結局やらないことがしばしばでしたが、
20秒ルールを取り入れてからは
確実に実行できるようになりました。

皆さんも20秒ルールを取り入れて
よい習慣を身につけたり、
悪い習慣をやめたりしてみませんか。