去る6月19日に開催された、
ホリスティック医学協会主催の
ホリスティック医療塾で
「魂を癒す!?」というテーマで、
ディベートがありました。

これはいくつかのテーマについて
肯定派と否定派に別れ、
お互いの意見を言いながら
議論を深めていこうという企画です。

最初は、魂とは何かという問いから始まりました。
肯定派の人は、
魂とは情報をもったエネルギー体だと
言っていましたが、
否定派の人は、
潜在意識や無意識といった心の働きをも含んだ、
あくまで心の延長線上にあるものだと
言っていました。

また、死後の世界や
実在としての霊や魂の存在についても
色々な人から様々な意見が出され、
こんな体験をしたとか、
あんな研究があるといった話が
たくさん出されました。

ただ、実在することと信じることとは
全く別のことです。
その人があると思ったらあるし、
ないと思っている人にとってはないという
そういう世界なのです。

結局のところ今の段階では
魂や霊、死後の世界等の存在については、
肯定、否定、いずれも実証不可能なので、
その人の思っている(信じている)ことが
真実だということになってしまいます。

ただ、過去や未来が見えてしまうような人を
霊的な力を持っている人だと言って、
無批判に信じている人もいましたが、
私は、そういう人には少々危うさを感じます。

なぜならば、コールドリーディングという
心理テクニックを使うことで
あたかも過去や未来が当たっているかのように
思わせることは可能ですし、
実際、占い師や霊媒師は
日常的にこのテクニックを使っているからです。

しかし、そのような心理テクニックが
あることを知らない素人の人にとっては、
あたかも過去や未来がわかってしまうかのような
錯覚に陥ってしまうため、
霊能者や死者からのメッセージが
実際に存在すると確信を持ってしまうことも
無理からぬことかもしれません。

そのようなトリックに騙され
何十万円ものお金を
巻き上げられているとするならば
それは問題だと私は思っています。

ただその一方で、それを信じることで、
その人の心が救われたり
気持ちが楽になったりするのであれば、
それは必ずしも悪いことではないとも思います。
たとえトリックや心理テクニックだとしてもです。

つまるところ、
霊や魂が実在するのか否かが重要なのではなく、
それを信じるにせよ信じないにせよ、
総合的な意味で、その思いが
その人にとってプラスになればそれでよいのです。

この世には、真実があるわけではなく、
真実だと思うことに対する、
解釈や意味づけがあるだけなのですから。
私はそう思っています。